JR、京王、東急、東京メトロが乗り入れる渋谷駅は、いまが分かりにくさのピークかもしれません。「迷宮」に至った歴史を振り返ります。 再開発で通路がどんどん変わる 渋谷駅は東京で最も複雑な構造のターミナル駅と言っても過言ではありません。その迷宮ぶりは建築学の研究対象となり、歴史と謎を解析する書籍が出版されるほど。特に2008(平成20)年の東京メトロ副都心線開業以降、渋谷駅の再開発が本格化しており、訪れるたびに通路の位置が変わっていて、目的の場所に着かず迷った経験がある人も多いでしょう。 拡大画像 渋谷駅の東急田園都市線・東横線、東京メトロ副都心線の構内図。地上はさらにJR線、京王井の頭線、東京メトロ銀座線が加わる(2018年9月、乗りものニュース編集部撮影)。 なぜ渋谷駅はこれほどまでに複雑な構造になってしまったのか、その成立の歴史を振り返りながら見ていきましょう。 「渋谷」という地名の由来
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