参院選本社世論調査(上) 読売新聞社は25日、全国世論調査の結果などから参院選の序盤情勢の分析を行った。山梨選挙区(改選定数1)は、民主公認の輿石東候補(74)が優勢に戦いを進め、自民公認の宮川典子候補(31)が懸命に追いかける展開だ。ただ、県内有権者の2割超は態度未定で、情勢には流動的な面も残る。比例選では、民主が自民をリードし、みんなの党が「第3党」の位置につけた。 全国世論調査は24、25日に実施。調査結果に県内取材網の分析を加味した。 輿石候補は、民主支持層の8割を固め、「支持政党なし」の無党派層の2割以上に浸透する。 輿石候補は、サラリーマンら「給与所得者」や「農林水産業」、「専業主婦」のいずれも、4割以上が支持するなど幅広い職業から支持を得ている。 地域別では、甲府市を含む衆院山梨1区内で、有権者の5割弱から支持を集め、都市部で強みを発揮している。年代別で見ると、「60代」「7