菅首相は19日午前の閣僚懇談会で、認可保育所への入所を申し込みながら満員で入ることができない「待機児童」の解消に向け、首相直属の「待機児童ゼロ特命チーム」を発足させる方針を表明した。 岡崎トミ子少子化相がトップの主査を務め、事務局長には郵便不正事件で無罪が確定し、復職した厚生労働省元局長の村木厚子内閣府政策統括官を起用する。 首相は閣僚懇談会で「(待機児童解消により)雇用も増えるし、働きたい女性が仕事に就くことができる。そういうことが経済成長にもつながる」と強調した。 厚生労働省によると、今年4月1日現在の待機児童数は約2万6000人で、3年連続で増加している。認可外保育所に通う児童を含めると約4万人に上る。
社民党を離党した元国土交通副大臣の辻元清美衆院議員が28日、民主党会派入りし、近く衆院国土交通委員会の与党筆頭理事に就くことが分かった。 辻元氏は民主党には入党しない。同日中に民主党国会対策委員会が公表する。 辻元氏は5月末の社民党の連立離脱に伴って国土交通副大臣を辞任。7月に離党届を提出し、8月に離党が受理されていた。
民主党は21日、党役員人事を決めた。党最高顧問には、従来の羽田孜元首相に加え、新たに渡部恒三元衆院副議長、江田五月前参院議長が就任。副代表は石井一氏と代表選で小沢一郎元代表を支持した山岡賢次氏の2人を続投させる。 菅直人首相は両院議員総会で「全員野球の体制をつくりたいということで選任を進めた」と理解を求めた。鳩山由紀夫前首相については、「(鳩山氏から)前首相という形の方が動きやすいとのお話があった」と、役職につけなかった理由を説明した。 筆頭副幹事長には長妻昭前厚労相を起用した。この日決めた計9人の副幹事長のうち、まとめ役として4人の総括役を新たに置いて、幹事長室の強化を図った。 ■民主党役員の顔ぶれ(敬称略) 最高顧問 羽田 孜 衆(14) 同 渡部 恒三 衆(14) 最高顧問兼倫理委員長 江田 五月 参(4) 副代表兼選挙対策本部長代理 石井 一 参(1) 副
1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。 政局LIVEアナリティクス 上久保誠人 「大物政治家に話を聞いた」「消息通に話を聞いた」といった大手マスコミ政治部の取材手法とは異なり、一般に公開された情報のみを用いて、気鋭の研究者が国内・国際政局を分析する。 バックナンバー一覧 民主党代表選挙は菅直人首相の圧勝となり、菅首相は、内閣改造・党役員人事を行った。今回は、民主党代表選を総括し、「菅人事」を評価することで今後の政局を考える。 剛腕政治家・小沢一郎の 意外な脆さ 民主党代表選で注目すべきは、「党員・サポーター票」で菅首相が小沢氏の5倍のポイントを獲得したことだろう。国民が小沢氏の「政治とカネ」「古い政治手法」に対
総務・鈴木氏、国交・三井氏=小沢グループに配慮−副大臣人事 総務・鈴木氏、国交・三井氏=小沢グループに配慮−副大臣人事 菅直人首相は20日、首相公邸で民主党の岡田克也幹事長らと会い、改造内閣の発足に伴う副大臣・政務官の人選を進めた。総務、国土交通の両副大臣に小沢一郎元幹事長のグループから鈴木克昌、三井辨雄の各氏を起用。農水と環境の政務官にはいずれも小沢氏側近の松木謙公、樋高剛の両氏が内定した。首相は党幹部や閣僚に小沢グループから一人も起用しないなど、「脱小沢」路線を鮮明にしたが、副大臣・政務官人事では一定の配慮をした。 政府は21日の閣議で、副大臣22人、政務官26人を決定。副大臣はこの後、首相とともに皇居での認証式に臨み、菅改造内閣の陣容が整う。 これまでに判明したのは、副大臣12人、政務官9人。副大臣人事ではこのほか、外務にいずれも代表選で小沢氏を支持した伴野豊と松本剛明の両氏が
菅直人首相は20日午前、首相官邸で仙谷由人官房長官と菅改造内閣の副大臣・政務官人事の調整を進めた。これまでに外務副大臣に松本剛明前衆院議院運営委員長と伴野豊両氏、総務副大臣に平岡秀夫前内閣府副大臣と鈴木克昌氏、国土交通副大臣に三井辨雄前国会対策委員長代理の起用をそれぞれ内定した。鈴木氏は小沢一郎元幹事長を支持する中堅議員でつくる「一新会」会長。三井氏も同会に所属する。このほか、同会からは松木
「沈黙」の小沢グループ=反転模索、結束に不安も 「沈黙」の小沢グループ=反転模索、結束に不安も 民主党の小沢一郎元幹事長のグループが、先の閣僚・党役員人事で「脱小沢」路線が鮮明になったにもかかわらず、「沈黙」を保っている。代表選での小沢氏敗北のショックが大きい上、同氏の資金管理団体の政治資金規正法違反事件をめぐる検察審査会の議決を控え、声を上げにくいためだ。当面は菅直人首相ら執行部との間合いを計りつつ、反転攻勢の機会を探る構えだ。 「副大臣や政務官などの人事はどんな話でも受けるように」。小沢氏支持の中堅・若手グループ「一新会」会長の鈴木克昌衆院議員は17日、国会内にメンバーを集めて、こう指示した。小沢氏の意向を踏まえたもので、副大臣などの人事で首相にあえて反旗を翻す必要はないと念を押した形だ。 「挙党態勢」を求めてきた小沢グループ内では、党運営の要の幹事長に小沢氏と距離を置く岡田克也氏
「やる気が萎えた」全国のヘルパーが激怒、訪問介護の基本報酬がまさかの引き下げ 国の方針のウラに隠れた「ある変化」とは
岡崎トミ子参院議員大畠章宏氏北沢俊美防衛相 菅直人首相(民主党代表)は17日夕、菅改造内閣を発足させる。首相は、海江田万里・衆院財務金融委員長を経済財政担当相に、大畠章宏・衆院国家基本政策委員長を経済産業相に、松本龍・党両院議員総会長を環境相にそれぞれ起用する。北沢俊美防衛相が留任するほか岡崎トミ子・参院災害対策特別委員長の入閣も固まった。枝野幸男幹事長は幹事長代理に就任し、岡田克也・新幹事長を補佐する。 行政刷新相に留任する蓮舫氏は、公務員制度改革担当相を兼務することになった。 菅内閣は17日午前の閣議で閣僚の辞表をとりまとめた。首相は「本日、内閣改造を行うこととした。昨年の歴史的な政権交代から1年、菅内閣が発足して3カ月となる。経済財政、社会保障、外交・地域など、行政の分野全般にわたって、改革の成果を上げることができた」と、閣僚の労をねぎらった。 その後、民主党は国会近くの憲政
輿石氏“小沢氏とともに就任断る” 9月16日 23時38分 菅総理大臣は、民主党代表選挙を受けて、党役員人事の骨格を固め、枝野氏の後任の幹事長に岡田外務大臣を決めました。また、菅総理大臣は、小沢前幹事長と輿石参議院議員会長に対し、党の代表代行への就任を打診しましたが、輿石氏は、小沢氏とともに就任を断ったと周辺に伝えました。 菅総理大臣は、民主党代表選挙を受けた党役員人事を本格化させ、焦点となっていた枝野氏の後任の幹事長を岡田外務大臣に打診しました。岡田氏は、慎重な姿勢を示していましたが、菅総理大臣が16日夕方、総理大臣官邸に岡田氏を呼んで、あらためて要請した結果、岡田氏はこれを受け入れ、新しい幹事長に就任することが決まりました。このあと、岡田氏は記者団に対し、「国民の期待に応えるために、幹事長を引き受けた。天命と思って受け止め、しっかりとやっていきたい。代表選挙と関係なく、適材適所でやって
原口一博総務相は観念し、山田正彦農林水産相は未練を残す――。菅内閣の閣僚でありながら民主党代表選で小沢一郎前幹事長の支持を表明した2人が対照的な心境をにじませている。原口氏は16日に早くも総務省の政務三役で「解散式」を開催。山田氏は就任からわずか3カ月なだけに、割り切れない様子だ。 原口氏はこの日の政務三役会議で、人事について「どうなるかは首相にかかっているが、私たちはどんな立場でも同志だ」とあいさつ。政権交代後の成果を1時間半にわたって振り返った。最後は副大臣、政務官と握手し、記念写真におさまった。 原口氏は首相を「兄」と慕うが、代表選では小沢氏を支持。小沢氏が敗北した時点で、退任を覚悟していた。14日夜の朝日ニュースターの番組では「友人からお遍路に来たら、と誘われている」。首相が2004年に年金未納問題で代表辞任後、丸刈りにして四国を歩いたのを引き合いに出して同情を誘った。 一方
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