◇公明「ブームは続かない」 「自民、公明対民主」の対決となったさいたま市長選に、民主県連が支持した清水勇人氏が圧勝したことは、目前に迫る次期衆院選にどう影響するのか。各党県組織の幹部に聞いた。【岸本悠、山崎征克、稲田佳代】 「さいたま市長選で勝利しました」。27日の国会の党首討論で、鳩山由紀夫民主代表はこう発言し、民主への世論の期待の大きさを誇示した。 市長選の支援を通じて自身の名前も浸透させられた民主県連の枝野幸男代表は、「市長選勝利は党のイメージに大きなプラスだ」と喜ぶ。 清水市長は選挙翌日の25日、「選挙で受けた恩は選挙で返したい」と、衆院選では民主から5区(大宮区など)に出馬予定の枝野氏と15区(南区など)に出馬予定の高山智司衆院議員を支援する意向を明らかにした。 しかし、民主の衆院議員にもかかわらず、自民県連と公明県本部が推薦した相川宗一氏と後援会が重なるため、支援しなかった1区
名古屋市長選に比べるといまいちマイナーかもしれませんが、24日に投開票が行われたさいたま市長選の結果には、正直言って驚きました。じつは私、さいたま市民なもんで……。 清水勇人(47) 15万5966票・・・民主党県連支持 相川宗一(66) 9万8816票・・・自民党県連・公明党県本部推薦 中森福代(59) 6万2991票・・・前自民党衆院議員 と、ご覧のように民主党候補が自公候補に6万票近い大差をつけての当選で、新聞各紙も「鳩山民主、初陣飾る」「民主、衆院選へはずみ」といった表現で報じています。 何が驚いたかって、この票差です。これには、自民党本部にも衝撃が走ったはず。自民党は県レベルで相川氏を推す一方、同党前衆院議員の中森氏が「政令指定都市で初の女性市長」を訴えて出馬し、事実上、保守分裂という事情があったものの、清水氏に15万票以上も集まるとはだれも予想していなかったと思われま
二十四日に投開票されたさいたま市長選は、民主党県連支持の清水勇人氏が、自民党県連、公明党県本部推薦の現職相川宗一氏に五万七千百五十票差をつける圧勝だった。地域別でも西区、桜区、緑区以外の七区でトップに立った。 清水氏の全体での得票率は38・61%だったが、旧浦和市長の相川氏への不満が根強いとされる旧大宮市では45・78%。清水氏の地元見沼区では三万三千票余りを獲得、61・46%に上った。清水氏は旧浦和市では相川氏に二千五百三十一票負けたが、相川氏の地元浦和区、南区でリード。相川氏が地下鉄7号線延伸を重要公約に掲げた岩槻区でも勝利した。 四年前の市長選にも出馬した相川、中森両氏は、それぞれ約三万六千票と約五万八千票減らした。自民の支援が分裂した二人の得票数を合わせても、民主が支援した清水氏を五千八百四十一票しか上回れなかった。 (鷲野史彦)
さいたま市長選は24日投票、即日開票され、民主党県連が支持する新顔の清水勇人氏(47)が、3選を目指した相川宗一氏(66)ら5氏を破り、初当選を確実にした。投票率は42・78%(前回35・51%)だった。 告示後、民主党の小沢一郎前代表が辞任、鳩山由紀夫新代表が就任してから初の大型選挙として注目された。 清水氏は3月に自民党を離党。旧浦和市長を3期務め、通算6期目を目指した相川氏の多選批判を展開し、民主支持層や無党派層からも幅広い支持を得た。民主党は県連支持ながらも鳩山代表、前原誠司元代表らがさいたま入りし、代表選で生まれた勢いを取り込むことに成功した。 自公両党が県組織レベルで推薦した相川氏だが、自民党国会議員が、同党前衆院議員の中森福代氏(59)=比例北関東ブロック=の支援にも回るなど事実上、分裂。多選批判に加え、自民支持層をまとめきれなかった。 清水氏はマーケティング会社経営
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