「あんたは悪役を買うのに適任だけど、それで内閣が助かるわけじゃない」−。国民新党の亀井静香代表は16日、野党の集中砲火を浴びる仙谷由人官房長官に電話でこうアドバイスした。 亀井氏は「要はどう政治を断行するかだ。何をやっているか分からないような政治をやってはダメだ。党内に敵を作るよりもヘナチョコ野党をけちらし、力強い政治をみせることを国民は期待している」と激励。仙谷氏は元気そうに応じたという。
■国民新・亀井静香代表 目標:全員当選 党首がゆく・亀井静香代表―担当記者から 権勢の絶頂からどん底に。30年を超える政治キャリアの終盤に来て、またもこんな目に遭わされるとは――。亀井静香、73歳である。 鳩山内閣が滑り出した昨年9月、亀井はいきなりスタートダッシュをかけた。 金融と郵政改革担当相を兼ねた。就任の記者会見で、資金繰りに困った借り手からの元本返済を猶予する「モラトリアム」をぶちあげた。 そして元大蔵次官・斎藤次郎の日本郵政社長への起用は、世間どころか首相だった鳩山由紀夫までも驚かせた。 独断専行。だが、鳩山もこの人事を止めることができない。初心者だらけの鳩山内閣の閣僚に、自民党政権で培った底力を見せつけた。 郵政民営化反対の印象ばかり強いが、郵政族ではなく運輸族。それでも小泉純一郎の民営化に反対したのは、山村や離島の生活に根付いた郵便網、ひいては日本の暮らしが壊されるとの危機
国民新党の亀井静香代表が郵政担当相辞任を表明した。連立離脱カードをちらつかせて菅政権を揺さぶったが、支持率のV字回復に自信を得た民主党は参院選の日程を優先、今国会での郵政改革法案見送りを決めた。国民新党はこれに反発、対応を協議した結果、代表が務める担当大臣の職は辞するものの連立は維持するとした。 郵政法案通らないほうが選挙にゃ有利 コメンテーターの八代英輝(弁護士)は、参院選後、国民新党が参院で連立を構成できるかどうかは流動的。3、40万票といわれる郵政関連票を考えると、国民新党としてはここで法案を通したかったはずと言ったうえで、「社民党の支持母体は、主義、イデオロギーを大切にする人たちであるのに対して、国民新党の支持母体には、特定の法案を通してもらいたいという明確な希望がある。連立を抜けるデメリットの方が大きい。そこで亀井さんが抜けることで一定のけじめをつけようとした。まあ、苦肉の策だ」
政府・与党は10日午前、国民新党が今国会での成立を求めている郵政改革法案の取り扱いを巡って調整を進めた。 民主党内では、7月11日投開票を想定している参院選日程に影響が出ないよう、同法案の成立を次の国会以降に先送りするよう求める声が強い。国民新党は連立政権離脱を示唆して会期延長を求め、与党内の緊張が高まっている。 仙谷官房長官は国会内で民主党の輿石東参院議員会長と会談した後、国民新党代表の亀井金融相を東京都内の個人事務所に訪ね、同法案と会期延長について協議した。仙谷氏は会談後、記者団に「参院側の事情を説明し、どう両党で調整していただくかという話をしているが、これからだ」と述べ、なお調整に時間がかかるとの見方を示した。 民主党の樽床伸二、国民新党の下地幹郎両国会対策委員長は国会内で会談し、樽床氏が「会期延長しても同法案を成立させるのは困難だ」とする参院民主党の見方を伝えたのに対し、下地氏は「
閣内で意見が食い違っている郵政改革案をめぐり、亀井静香郵政改革相と菅直人副総理兼財務相が28日のテレビ朝日の番組で、事前に説明した、しないの水掛け論を展開した。鳩山由紀夫首相は30日に全閣僚を集めた閣僚懇談会を開いて議論の収束を図る考えだが、あまりの不協和音に同席者はあきれ顔だった。 番組で亀井氏は、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額などについて「総理は了解されたということで菅さんにも全部申し上げた」と説明。これに対し菅氏は「(亀井氏が記者発表する前には)数字は聞いていない」と繰り返した。 亀井氏は「菅さんには電話で言った」と反論したうえで、「国民が見ている。このままでは内閣支持率はガタガタに落ちる」と一喝。同席した谷垣禎一自民党総裁は、一連のやりとりに「閣僚がドンパチやっているのではどうしようもない」。 一方、仙谷由人国家戦略相はこれに先立つNHKの番組で「預け入れ限度額の2千万円への引
亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要 (雑誌・フリー等の記者) (平成22年3月23日(火)9時29分~9時49分 場所:金融庁大臣室) 【大臣より発言】 今日の閣議では、特別に私のほうから皆さん方に報告するようなことはありません。 あと、郵政見直しの法案、いよいよ出す時期になりましたので、今までいろいろなメディアが垢をつけてくれましたから、昨日、それをお風呂に入って全部きれいに落として…。ちょっと、一部落ちていないですかね。それで、大体、考え方もまとめてきましたので、今日中に、また最後のいろいろな意見も聞かせていただいて、それで明日、それをあれ(発表)しようと思うのですけれども、明日、その(国会審議の)時間との関係でどうなるのか…。できれば午前中に入れたいと思っているのですけれども、時間が…。 【質疑応答】 問) 通信文化新報の古田です。 郵政改革法案の件なのですけれども、明日、公
国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は20日、鳩山由紀夫首相と17日に会った際、選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正案について、国民新党が国会で反対することを容認する代わりに亀井氏自身は閣僚として閣議決定に応じるよう求められたことを明らかにした。亀井氏は拒否したという。首相は、自民党にも一部、法案に賛成する議員がいることから、政府が提出すれば国民新党が反対に回っても成立すると判断したとみられる。 東京・有明で開かれた「夫婦別姓に反対し家族の絆(きずな)を守る国民大会」(呼びかけ人・ジャーナリストの桜井よしこ氏ら)で、亀井氏が語った。 それによると首相は17日、亀井氏に「国会に出すだけ出させてください。国民新党は反対してもかまいません」と持ちかけたという。社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相や千葉景子法相からも法案提出を認めるよう再三要請されていることも明かした。 その上で、亀井
金融庁は18日、上場企業などに対し、1億円以上の報酬を得ている役員らの氏名や金額の個別開示を義務づける制度を2010年3月期決算から適用する方針を決めた。3月31日付で内閣府令の改正案を施行する。 個別開示をめぐっては、経済界が「プライバシーの侵害になる」「「役員報酬の総額を開示すれば十分」などと猛反発。金融庁が15日に締め切った一般からの意見募集でも、経済同友会などが反対意見を寄せていた。 これに対し、亀井静香金融相は「企業は社会的存在。公表してはならない理由はない」と反論していた。同庁も、情報開示の強化に向け予定通り実施する必要があると判断した。 08年の金融危機を契機に、高額な役員報酬が利益優先を招いたとの批判が高まり、国際的に情報開示を強化する動きが広がっている。金融庁では、総額1億円以上の報酬を受け取る役員の個人名と報酬額の内訳を有価証券報告書に掲載。現金、ストックオプション(自
亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要 (雑誌・フリー等の記者) (平成22年2月23日(火)9時06分~9時30分 場所:金融庁大臣室) 【大臣より発言】 別に、今日の閣議は、皆さん方に報告するようなことはありません。別に、シューンとしていたという閣議でもありませんけれどもね(笑)。 【質疑応答】 問) フリー(ジャーナリスト)の岩上です。 沖縄の普天間問題についてお伺いしたいと思います。沖縄県内の案が出てきたということに関しては、非常に意外ではありました…。 答) 意外ですか。 問) 意外という声が…。 答) あなたが…。 問) 私もです。私もですが、「県外に」という期待感も沖縄県民に高まっております。反発も強いと思うのです。それから、あと下地(国民新党)政調会長の地元でもありまして、下地さんの親戚の建築会社がそこのシュワブに陸上案でやると利権を持っているのではないかというような…
亀井静香金融相は26日の会見で、金融庁が検討している役員報酬1億円以上の個別開示について、「『1億円以上の給料を公表されちゃ困る』なんて御託並べるあほな経営者もいる。ちゃんと仕事しろ」と苦言を呈した。 雑誌・フリー記者向け会見での発言。これに先立ち開かれた閣議後会見では「企業は社会的責任があり(対象者は)『1億円以上の給料にふさわしい仕事をしている』と胸を張ればいい」と話していた。 金融庁では、2010年3月期決算から、1億円以上の報酬を受け取った役員について、氏名と金額を公表することを義務付ける情報開示の規制強化案を提示。これに対し、経済界から「プライバシーの侵害」などといった批判が強まっており、全国銀行協会の永易克典会長(三菱東京UFJ銀行頭取)や東京証券取引所の斉藤惇社長も、金融庁に対し慎重な検討を促している。
国民新党副代表の亀井郁夫参院議員(76)が今夏の参院選に立候補せず、引退する意向であることが25日、わかった。同党は参院広島選挙区(改選数2)に、元広島県議の河井案里氏(36)を公認候補として擁立する方針。 亀井氏は、亀井静香金融・郵政改革相の実兄で現在2期目。高齢であることなどを考慮したとみられる。河井案里氏は、河井克行衆院議員(自民)の妻。(鬼原民幸)
亀井静香金融・郵政改革相は23日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、沖縄県外の地域で受け入れを検討する動きが出ないことについて、「国民の相当数はいかれてしまっている。犠牲を強いておいて自分は嫌だという」と述べた。県内移設しか選択肢はないとの考えを強調したい余り、批判の矛先を国民に向けたようだ。 亀井氏が代表の国民新党は、キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部への移設案を検討している。亀井氏は「県外や国外がいいに決まっているが、一緒に負担しようというところはいまない」と指摘し、沖縄県内での移設を「ベストじゃないけどベター」とした。 ただ、国外・県外移設を主張する社民党の案とは開きがある。亀井氏は「対立して結論を出すのが難しくなる危険性があるから、いまの段階では決定なんてしない方がいい」とも述べた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く