自民県連の「各級議員・支部役員研修会」が12日、大分市内であり、鳩山由紀夫首相の資金管理団体を巡る偽装献金問題に絡み、首相と同様に母親から資金提供を受けた弟の鳩山邦夫元総務相の自民除名を求める声が、礒崎陽輔参院議員(大分選挙区)らから上がった。西松建設の違法献金事件で政策秘書が略式起訴された二階俊博・党選対局長の役員辞任を求める声も出た。 講師として訪れた下村博文・党政務調査会副会長が「邦夫氏を党除名しないと、首相に『辞めろ』とは言えない。参院選への影響を考えると、小沢一郎・民主幹事長と根が同じ問題を抱える二階氏も辞めるべきだ。自浄作用が必要」と力説。礒崎氏も「けじめの話」と同調した。岩屋毅・県連会長は「党内が騒動になることなく、自主的に進退を決してほしい」とまとめた。 役員会もあり、来夏の参院選大分選挙区の候補者公募について、年明けに公募を始め、1月中に選定する方針を決めた。【梅山崇】
赤松広隆農林水産相は29日の閣議後の記者会見で、農水省が79年度から建設を続けている大蘇ダム(熊本県産山(うぶやま)村)について、「地域のみなさんの期待に応えられるように努力をしていきたい」と述べ、完成を目指す考えを明らかにした。同ダムをめぐっては総選挙前の7月下旬、熊本入りした民主党の鳩山由紀夫代表(当時)が「無駄」と発言し、中止を示唆していた。 赤松農水相は「農業用水がほしいという地域の要望で造ったもの。今、もめている八ツ場(やんば)ダムや川辺川ダムと違う」と強調。09年度までに事業費592億7000万円を使い、工事の進み具合は99.9%であることを説明した。 大蘇ダムでは、湖底から水が漏れて計画通り貯水できない状態になっていることが判明している。水漏れ対策について赤松農水相は「シートをはるのか、新たな水源を確保するのか、現地に行って地元の話を聞き、調整を図っていきたい」と述べた。
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