参院神奈川選挙区補選との同日選となった横浜市議栄区補選(定数3、欠員1)は、ネットワーク横浜の新人・藤田みちるさんが自民党の新人・小山和則さんらを退けて初当選した。今回の市議補選は、同区選出の自民党市議だった角田宏子さんの辞職に伴うもの。自民党は“指定席”の維持に失敗した上に、参院補選に挑戦した角田さんも敗れるという、手痛いダブルパンチに見舞われた形だ。 ●知名度不足響く? 「自民党への逆風が吹く中で参院補選に勇気をもって挑戦したのが角田さん。その角田さんから託された栄区の1議席を死守できなかったことは極めて残念」 投開票日から一夜明けた26日。わずか733票差で藤田さんに惜敗した小山さんの陣営の関係者は、悔しさをにじませた。 「よもやの敗北」はなぜ起きたのか。要因として陣営関係者は、今夏の衆院選以降続く自民党への逆風が「いまだにやんでいなかった」ことに加え、候補者の知名度不足など