ここ最近世間を賑わせているオリンパスの不正会計事件。損失隠しをしたわけですが、その兆候はBS(貸借対照表)の中の怪しい動きにありました。今回はこの不正会計をレゴブロック的に考察してみたいと思います。 オリンパスの不正会計事件が話題となっています。おかげで海外から見たら「他の会社もやっとるんやないか!?」という疑問を持たれることになり、多くの日本企業からすればまったくはた迷惑な話です。今回はこの不正会計をレゴブロック的に考察してみたいと思います。 米国ではエンロンやパワードコム、日本ではカネボウやライブドアなどの粉飾決算、売り上げ金の改ざん、証券取引法違反、架空取引の偽装などの事件が起こると、当局の締め付けが厳しくなります。そのせいで、内部統制、J-SOX(日本版SOX法)など社内監査に掛かる手間やコストが膨大なものとなります。 話はそれてしまいましたが、オリンパスの事件では、バブル崩壊時の