サーブコープが梅田の一等地に構えるレンタルオフィスでは、40以上ある貸し出し可能な事務スペースがほぼ満室という=12日午後、大阪市北区、木村和規撮影 大阪市中心部で「レンタルオフィス」と呼ばれる短期契約の簡易型オフィスが引っ張りだこだ。東日本大震災の影響で、東京など首都圏から本社や中枢機能を移す需要が高まっているためだ。 レンタルオフィスは、月単位で事務スペースを借りることができ、契約の翌日から入居が可能。「手軽さ」と「便利さ」が売りで、家具やIT設備も完備し、共有の会議室なども必要に応じて借りられる。 全国展開する大手のサーブコープジャパン(東京・新宿)は、大阪市内3カ所で、10人程度が入れる事務スペースをそれぞれ数十単位で確保し、貸し出している。大阪・心斎橋と江戸堀のオフィスは震災前は7割を切る稼働率だったが、震災後は「全く空きがない状況」(小川紅葉〈くれは〉・日本シニアマネージ