米国にも出て行く そのソフトバンクにとっての大きな挑戦が、米国の携帯電話市場への取り組みだ。 スプリントの買収によって、米国携帯電話市場に参入したソフトバンク。「最近の我々にとって、もっと大きなテーマ」と位置づける。 過去に、固定回線の日本テレコム、モバイルではボーダフォンジャパン、ウィルコム、イーモバイルを買収した例をあげながら、スプリントの事業もそれにダブらせる。 「すべてがソフトバンクグループ入りしてから業績が急激に改善している。ボーダフォンジャパンは、ネットワークがつながらない、ブランドが傷ついている、赤字という問題があるなかで復活させてきた」としながら、「スプリントの成功は、決して簡単でない。相手は、世界で最も利益を出している会社。スケールメリットも出さなくてはならない。しかし、簡単ではないが、成長の兆しとして、ずっと赤字だった企業が、第1四半期で約4.2億ドルの営業黒字を達成し