タグ

ブックマーク / gendai.media (56)

  • ベテランマンガ編集者が、ウェブトゥーンに(縦読みマンガ)の世界に飛び込んだワケ 武者正昭×江上英樹(飯田 一史) @moneygendai

    ウェブトゥーンが現在ほど注目される前から、マンガ業界で長く経験を積んだあとでウェブトゥーンに携わっていた編集者がいる。 小学館で少年マンガ、少女マンガ、青年マンガ、マンガアプリなどを渡り歩き、『うしおととら』などを立ち上げたことで知られ、2018年5月から2021年末までcomicoの編集長を務め、現在はクラッパーズ社にてウェブトゥーン事業を準備中の武者正昭氏。 同じく小学館にて「ビッグコミックスピリッツ」編集部を経て2003年に「月刊コミックIKKI」を創刊して2014年の休刊まで編集長を務め、2016年から韓国のウェブトゥーンスタジオYLABに編集者として加わり、YLAB JAPAN代表に就任して東村アキコ『偽装不倫』などの国産ウェブトゥーンを編集、同社解散後は自身の会社「部活」で松大洋『東京ヒゴロ』などの話題作を手がける江上英樹氏。 日のマンガ業界とウェブトゥーンを両方経験したふ

    ベテランマンガ編集者が、ウェブトゥーンに(縦読みマンガ)の世界に飛び込んだワケ 武者正昭×江上英樹(飯田 一史) @moneygendai
  • 小中高生の間で「ミステリーブーム」が起こっていた…!? 学校読書調査から見える“10代に人気の本”(飯田 一史) @moneygendai

    毎日新聞社と全国学校図書館協議会(全国SLA)が全国の小中高生を対象に毎年実施している「学校読書調査」の結果が「学校図書館」2021年11月号(全国学校図書館協議会)に発表された。 昨年2020年は新型コロナウイルス流行に伴う休校や時間差登校、図書館利用の制限などがあったことを踏まえて実施されなかったため、2019年以来2年ぶりの調査となった。 おそらく多くの人が気にするのは、コロナ禍によって読書傾向は変わったのか? という点や、最近の子どもは何を読んでいるのか? といった点だろう。 それぞれ見ていきたいが、後者に関しては2019年までとは集計方法を変えたため、コロナで傾向が変わったのか、集計方法を変えたことによる変化なのか見えづらいものがある。詳しくは後述するとして、まずはコロナ禍によって読書傾向が変わったのかから見ていこう。

    小中高生の間で「ミステリーブーム」が起こっていた…!? 学校読書調査から見える“10代に人気の本”(飯田 一史) @moneygendai
  • 絶好調の「マンガ業界」が、“さらなる飛躍”を遂げるための「2つの課題」(飯田 一史) @gendai_biz

    インプレスの「電子書籍市場報告書」によれば2020年度の電子書籍市場において、コミックは19年度から1013億円増加し4002億円。小集講(小学館、集英社、講談社)など大手出版社の決算を見ても各社、電子書籍とライツ(海外版権など)の売上増加により過去最高水準の営業利益を叩き出している。 結果、出版科学研究所調べによるコミック市場全体(コミックス+コミック誌+電子コミック)は3年連続で拡大し、ピークだった1995年の5,864億円を抜き、1978年の統計開始以来過去最大の市場規模となる6126億円に達した。 マンガ業界は我が世の春と言っていい状況だが、さらなる成長のためのボトルネックとなっている2つの課題について書いてみたい。 「編集部」不足 電子書店や電子書店系マンガアプリが他社との取り扱い作品のラインナップ差別化を図り、また、自社発のヒットを夢見てオリジナルマンガ作品に乗り出す、または拡

    絶好調の「マンガ業界」が、“さらなる飛躍”を遂げるための「2つの課題」(飯田 一史) @gendai_biz
  • 「韓国エッセイ」の併買本から見える10代女子の“意外なニーズ”(飯田 一史) @gendai_biz

    同時代のものを横軸で見るだけでなく、時代的・年齢的な縦軸で捉えることも重要だ。 たとえばTwitterポエムや韓国エッセイを積極的に刊行しているワニブックスは、2000年代後半に起こった第二次ケータイ小説ブーム時にもさかんに書籍化を手がけた版元であり、この種のエモブックを以前より得意としてきた。「韓国からやってきたものが最近突然売れた」と見るのではなく、歴史的な流れからこの現象を理解するべきだろう。 また、小学生女子の間ではマインドウェイブの文具発『一期一会』の小説版が学研から刊行され、シリーズが完結して新刊が出なくなって以降も定番化して読まれ続けている。『一期一会』も「「せーの」でお互いの呼び方を変えた今日。ちょっとムズがゆいケド恋人同士になれたコトを実感したんだよ」(文具に用いられた文面)といった恋愛や友情に関するポエムがウリのひとつであり、短文で感情に訴えるポエム文化圏という視点で捉

    「韓国エッセイ」の併買本から見える10代女子の“意外なニーズ”(飯田 一史) @gendai_biz
    boukoku_db
    boukoku_db 2021/10/02
    “日本の思春期女子が持つエモ/ポエムに対する根強い需要が、ハ・テワンらを発見したのだ。”
  • 理想の本屋を作りたい――新規参入が難しい、本屋ならではの販売構造(田崎 健太)

    「ぼくにとって、読書仕事であり最大の娯楽でもある。物心ついた頃から、屋は遊び場だった。」そう語るのはノンフィクション作家の田崎健太氏。自己啓発やビジネス書だらけの屋に辟易し、理想の屋を作るという夢を抱いていた田崎氏。記事では、その夢を実現させこの度9月28日に開店した書店と、自身の見解についての寄稿を紹介する。

    理想の本屋を作りたい――新規参入が難しい、本屋ならではの販売構造(田崎 健太)
  • 「オタク」になりたい若者たち。倍速でも映画やドラマの「本数をこなす」理由(稲田 豊史) @gendai_biz

    映画を早送りで観る理由 #2 個性的でなければ戦えない】 映画やドラマやアニメを倍速視聴、もしくは10秒飛ばしで観る習慣に対する違和感を、記事「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」に書いたところ、大きな反響があった。その記事の中で、一部の人たちが「聞き捨てならない」と憤慨する箇所があった。 「忙しいし、友達の間の話題についていきたいだけなので、録画して倍速で見る」 「内容さえわかればいいからざっと見て、細かいところはWikipediaで補足する」 おもに10代から20代の若者の声である。察するに彼らの多くは、ことさらコアな映画ファン、ドラマファン、アニメファンでもなければ、それらを大量にチェックする仕事に就いているわけでもない。 なぜ、そこまでして話題についていかなければならないのか。 LINEグループの“共感強制力” 大学の講義や就活イベントなどで現役大学生と触れ合

    「オタク」になりたい若者たち。倍速でも映画やドラマの「本数をこなす」理由(稲田 豊史) @gendai_biz
  • 今や若者の半数以上が「オタク」…この四半世紀で一体どう変わったのか(飯田 一史) @gendai_biz

    かつて情報や人脈、モノは大都市でなければ手に入らないものが多かった。ところがSNSやEコマース、動画や音楽のサブスクリプションサービス普及などによって、都市の吸引力は相対的に下がり、固有性が失われつつある。 長らく都市中心で語られてきた若者文化研究/若者論に再考を促す木村絵里子、牧野智和、轡田竜蔵編『場所から問う若者文化 ポストアーバン化時代の若者論』(晃洋書房)には、対極的に位置づけられてきたオタク文化とギャル・ギャル男文化それぞれの約四半世紀の変化を社会学的に研究した論文が所収されている。 論文の寄稿者であり、長らくコミックマーケットのスタッフも務める大倉韻氏(東京医科歯科大学教養部ほか非常勤講師)と、2000年代初頭に渋谷センター街を拠点とするイベントサークルive.に所属し、トップを務めた荒井悠介氏(成蹊大学文学部調査・実習 指導助手ほか)という、ふたつの文化の当事者でもある(あっ

    今や若者の半数以上が「オタク」…この四半世紀で一体どう変わったのか(飯田 一史) @gendai_biz
  • 「うっせぇわ」を聞いた30代以上が犯している、致命的な「勘違い」(鮎川ぱて @しゅわしゅわP) @gendai_biz

    「うっせぇわ」を聞いた30代以上が犯している、致命的な「勘違い」 わかった気でいる年長者に言いたいこと あなたに「うっせぇわ」を理解しているとは言わせない 誰も音を語らない時代。少なくとも、ある人にとってはそうだ。 その人は、被害者意識にも加害者意識にも苛まれることはなく、そうと言われないまま否定される―― この書き出しで、読むのがしんどそうだと思った方もいるかもしれない。記事のテーマは、YouTubeで脅威の8500万(3月3日現在)再生を誇る注目の楽曲、Ado「うっせぇわ」の分析である。 この曲の存在を知らない「年上世代」も含めた全世代の読者に伝わるように、との依頼だったので、その意に添うべく、現在の日の平均年齢である47歳の読者を想定し、親切に書きたいと思う。けれども筆者がこの曲を誠実に分析しようとすればするほど、この曲が「年上世代に聴かれようとしていない」ことを明らかにしてし

    「うっせぇわ」を聞いた30代以上が犯している、致命的な「勘違い」(鮎川ぱて @しゅわしゅわP) @gendai_biz
  • 大ヒット映画『ジョーカー』に見る「キモくて金のないおっさん」問題(トイアンナ) @gendai_biz

    映画『ジョーカー』が空前のヒットを飛ばしている。興行収入は30億円を突破。全国映画動員ランキングでは、4週連続1位の快挙を遂げた。配給会社のワーナー・ブラザースは『チャーリーとチョコレート工場』と同程度のヒットを見込んでいる。 ジョーカーは絶妙な「白人男性」の弱者だった 治安の悪い都会でピエロを演じ、わずかな賃金を糧に暮らす主人公、アーサー。 顔は薄汚れて、子どもから追いはぎのターゲットにされるほどのガリガリ体形。さらに、持病で笑いの発作が起きるうえ、話のピントがずれているため職場でも変人扱い。 人生を一発逆転するためにお笑い芸人を目指すが客に全くウケず、福祉で受けられていたカウンセリングと持病の薬も、市の財政悪化で打ち切られる――。 「どん詰まり」としか言いようのない状況から始まる主人公の状況は、物語が進むにつれて悪化の一途をたどる。そして最後に吹っ切れた主人公は、バットマン・シリーズで

    大ヒット映画『ジョーカー』に見る「キモくて金のないおっさん」問題(トイアンナ) @gendai_biz
  • 業界騒然!セブン⁻イレブンで「オリジナル新書」がスタートする理由(砂川 洋介) @moneygendai

    いま出版業界でこれまでの常識では考えらないような新しい「ヒットの形」が生まれ始めている。最近は100円ショップやコンビニから「ベストセラー」が誕生しているのだ。そうした中、日最大のコンビニチェーン・セブン‐イレブンが10月からグループ限定オリジナル書籍の新書シリーズを発売することがわかった。その狙いとは、業界への影響とは――。その最新動向に迫った。 100円ショップ、コンビニで「が売れる」 いま全国の書店数は1万1446店(5/1時点、アルメディア)。実際に店舗を持つ店の数で見れば1万174店で、20年前に2万2296店あった書店数はほぼ半減した。中でもかつて半分以上を占めていた、個人経営などの小規模書店の比率が低下している。 そうした状況を指して出版不況と指摘する向きもあるが、じつはそうとは言い切れないまったく新しい事態が起きていることをご存じだろうか。 これまでの常識では考えられな

    業界騒然!セブン⁻イレブンで「オリジナル新書」がスタートする理由(砂川 洋介) @moneygendai
  • 10億円稼ぐ作家も!中国で「小説投稿サイト」ビジネスが爆成長中(津田 彷徨) @gendai_biz

    では「小説投稿サイト」が群雄割拠の様相を呈している。なぜ各社はこぞってこのビジネスに投資し始めたのか。ヒントになるのは中国の現状だ。中国では、投稿サイトでデビューして10億円以上を稼ぐ作家が現れるほどネット小説市場が活況を呈しているという。投稿サイト「小説家になろう」でデビューし、KADOKAWAの「カクヨム」やLINEの「LINEノベル」の立ち上げに参加した、作家で医師の津田彷徨氏による最前線レポート。 「LINEノベル」が始まった意味 「LINEスタンプ」「LINEマンガ」「LINE MUSIC」に続く、新たなコンテンツ事業として、LINE株式会社が4月16日に「LINEノベル」の運営開始を発表しました。 同社はこれまでも小説事業へ取り組んできましたが、この度『ソードアート・オンライン』『とある魔術の禁書目録』などのヒット作を手がけてきた三木一馬氏が率いる株式会社ストレートエッジと

    10億円稼ぐ作家も!中国で「小説投稿サイト」ビジネスが爆成長中(津田 彷徨) @gendai_biz
  • なぜ「異世界転生」は若者にウケ続けるのか?(津田 彷徨) @gendai_biz

    一般のユーザーが自作の小説を投稿できるサイト「小説家になろう」。同サイトからデビューした作家の津田彷徨氏は、数字を武器にこのサイトの特徴を徹底的に分析してきた。津田氏によれば、このサイトから登場した「なろう系」と呼ばれる作品は、「読者に徹底的にストレスをかけない」という傾向を持つという。なぜそうした物語が出てくるのだろうか。 “小説家になろう”をご存知ですか? 「小説家になろう」は国内最大手のネット小説投稿サイト。ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、読売、朝日、毎日、産経の四新聞社の合計アクセス数を遥かに超える月間16億PVを誇るサイトと言えば、その規模が理解頂けるかもしれません。 『Re:ゼロから始める異世界生活』、『この素晴らしい世界に祝福を!』、『魔法科高校の劣等生』など、近年では映画やTVアニメにおいてこの小説投稿サイト発の作品群が無数に放映されており、出版業界において20

    なぜ「異世界転生」は若者にウケ続けるのか?(津田 彷徨) @gendai_biz
  • 縮小する業界で生き残る「ネット小説家」の超合理的生存戦略(津田 彷徨) @gendai_biz

    近年、小説投稿サイト「小説家になろう」などの登場で存在感を増しつつあるネット小説家だが、その「生存率」は決して高いとは言えない。しかし中には、独自の生存戦略によって生き残っている人々がいる。自身もネットでデビューした作家で医師の津田彷徨氏が解説する。 ネット発の作家が生き残る方法 3年生存率は2人に1人の50% 5年生存率は2.5人に1人の41% 10年生存率は4人に1人の26% ……これは何の数字かお分かりでしょうか? これは1975年から2016年までにデビューしたライトノベル作家で、その後、継続してライトノベル作品を書き続けておられる方の数字です。 年間100〜200人がデビューするライトノベル業界。ライトノベルの作家は他ジャンルの作家よりも比較的生存率が高いと言われていますが、それでもデビュー後3年で2人に1人は新刊を書いていない状況になっているのが現状です。 もちろんペンネームを

    縮小する業界で生き残る「ネット小説家」の超合理的生存戦略(津田 彷徨) @gendai_biz
  • ピエール瀧が笑ってはいけないのか? 「罪と友情」を混同する人々へ(原田 隆之) @gendai_biz

    石野卓球さんのツイート 電気グルーヴのピエール瀧さんが、コカイン使用の容疑で逮捕されたあと、4月4日に保釈された。保釈の際は、警察署の前で深々と頭を下げて謝罪する様子が、何度もテレビで流された。 そして、それから3週間後の4月25日、同じく電気グルーヴのメンバーで、長年の盟友である石野卓球さんが、瀧さんと肩を組み合って笑う写真をツイッターに投稿し、「一カ月半ぶりに瀧くんと会ったよ。汗だくになるほど笑った!」と報告した。 こちらまで思わず笑顔になるその写真を見ながら、私は素直に「良かった」と思った。そして、次第に胸が熱くなった。 篤い友情だとか、世間の常識への反抗だとか、いろいろと論評する人はいるが、何も知らない第三者が訳知り顔で論評するのも憚られるほどに、素直に「いい写真」だと思った。 もう1枚の写真には、ただ単に「電気グルーヴ」とだけキャプションが付けられており、それがすべてを物語ってい

    ピエール瀧が笑ってはいけないのか? 「罪と友情」を混同する人々へ(原田 隆之) @gendai_biz
  • K-POP市場は本当に巨大か? ファクトで分析するその「実力」(飯田 一史) @gendai_biz

    BTSが2017年にBillboardのトップ・ソーシャル・アーティスト賞を受賞、2018年にBillboradチャートで1位を獲得して以降、K-POPの国際的な成功について、世界中のメディアからの注目がますます高まっている。 しかしそもそも「K-POP市場」あるいは「K-POP産業」はいったいどれくらいの規模なのか? 実際のところ大手事務所の経営は順調なのか? 株式市場からはどう評価されているか? K-POPの「成功」を論じる上で前提となる基的な数字、ファクトについて整理されている記事は意外と少ない。全4回の連載となる稿では、それを試みてみよう。 もっとも、筆者は韓国語が読めないため、アクセスできる資料は日語と英語に限られていることをお断りしておく(韓国のライブ市場に関する韓国コンテンツ振興院および韓国最大のチケット販売サイト「Interpark」のデータに関しては、コミックポップ

    K-POP市場は本当に巨大か? ファクトで分析するその「実力」(飯田 一史) @gendai_biz
  • ゴーン追放はクーデターか…日産社内で囁かれる「逮捕の深層」(井上 久男) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    を、いや世界を震撼させた「ゴーンショック」はなぜ起こったのか。長年自動車業界を取材し続け、ゴーン氏へのインタビューも何度も行ってきたジャーナリストの井上久男氏の深層レポート。 「重大な不正」の中身は? 日産自動車のカルロス・ゴーン会長が11月19日、金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。容疑内容は、虚偽の報酬額を有価証券取引書に記載していたこととされる。2011年3月期から15年3月期までの計5年間の役員報酬額が実際には99億8000万円だったのに、計49億8700万円と記載していたという。内部通報によって日産が社内調査、それを検察に情報を提供し、事件になった。 このニュースを聞いて、多くの人は「脱税目的か」と思ったに違いない。しかし、それは読み筋が違うのではないか。ゴーン氏はサラリーマン経営者であり、報酬は源泉徴収されており、日産から得られる報酬では脱税できない。また

    ゴーン追放はクーデターか…日産社内で囁かれる「逮捕の深層」(井上 久男) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 38歳、女性右翼活動家がアメリカと断固闘い続ける理由(安田 浩一) | 現代新書 | 講談社(1/5)

    行動右翼、伝統右翼、新右翼、宗教保守、ネット右翼・・・・・・一口に「右翼」といっても政治信条・思想から活動形態・行動スタイルまで多種多様である。問題作『ネットと愛国』から7年余──ノンフィクションライターの安田浩一氏があらためて「右翼」をテーマに挑んだ新刊『「右翼」の戦後史』。刊行を機に、若き活動家の実像に迫った。 アメリカの正義を疑う 戦闘服に戦闘帽、黒い編み上げブーツ。右翼活動家としての、それが彼女の"正装"だ。 仲村之菊(みどり)。38歳。──右翼団体「花瑛塾(かえいじゅく)」(部・東京都)の塾員である。同塾では"副長"の肩書を持つ。 その日も、仲村はたったひとりで沖縄の米軍基地ゲート前にいた。 "コワモテ"をイメージさせる装いだが、上半身を包むトレーナーには「米国の正義を疑え!!」という文字がプリントされている。 彼女は基地と道路の境界線を示す"イエローライン"に仁王立ちした。脇

    38歳、女性右翼活動家がアメリカと断固闘い続ける理由(安田 浩一) | 現代新書 | 講談社(1/5)
  • 凶悪犯罪続発!アメリカを蝕む「非モテの過激化」という大問題(八田 真行) @gendai_biz

    アメリカで、「インセル」と呼ばれる一部の「非モテ」が過激化し、テロ事件を起こして社会問題となっている。興味深いのは、そんな彼らのなかにはトランプ支持者が多いということ。彼らのコンプレックスに満ちたメンタルや、「インセル 」という集団の由来を注意深く探っていくと、トランプを生んだアメリカという国の一側面が浮かび上がってくる。 続発する非モテたちの犯罪 今年の4月、カナダ・トロントの路上で、レンタカーが通行人に突っ込み、10名を殺害して多くに重軽傷を負わせるという事件が起こった。死者の多くは女性だった。 この種の攻撃からは、どうしてもイスラム過激派によるテロを想起してしまうわけだが、犯人は25歳のアレック・ミナッシアンという白人男性で、イスラム教との接点はおろか前科すらない人間だった。 しかし驚くべきことに、彼はある種の過激思想によって突き動かされた、まごうことなきテロリストだったのである。問

    凶悪犯罪続発!アメリカを蝕む「非モテの過激化」という大問題(八田 真行) @gendai_biz
    boukoku_db
    boukoku_db 2018/07/01
    "トランプ支持層はバラバラと言ったが、彼らに全く共通項がないのかと言えばそうでもない。一つの切り口は、「相対的剥奪」(relative deprivation)ではないかと思う。"
  • いま日本で「韓国人」になりたがる女子高生が…なぜ?(もーちぃ) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    韓国人に憧れる日人「オルチャン」とは 今、「韓国人になりたい!」と憧れている10代を中心とした女子の存在が注目されている。10代向けの雑誌には「韓国人に近づける」メイクやファッションの特集が毎月組まれている。しかも数ページではなく、数十ページにわたって紹介されていることも少なくない。表紙に大きく韓国特集について書いている雑誌も増えている。「韓国風」が日の10代のトレンドになっているのだ。 韓国人に憧れる日の女子は急増中だ。ファッションやメイクも韓国人に寄せて、できるだけ韓国人に近づこうとする、そんな女子を表す「オルチャン」という言葉がある。「オルチャン」は韓国語で「顔」と「最高」を合わせた造語で、顔がいい人(主に女性)を指す言葉だが、韓国で「オルチャン」は2003年頃流行り、現在では死語となっている。今の日でいう「コギャル」とか「ヤマンバ」といったところだろうか……。 そんな言葉が

    いま日本で「韓国人」になりたがる女子高生が…なぜ?(もーちぃ) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  • 大反響「底辺校出身の東大生」は、なぜ語られざる格差を告発したのか(阿部 幸大) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

    衝撃をもって受け止められた、阿部幸大氏による「教育文化の地域格差」に関する論考「『底辺校』出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由」。「地方には、高等教育を受ける選択肢や機会そのものが不可視になっている層が少なからず存在する」という問題提起は、多くの読者の共感を得ると同時に批判をも呼び、議論はなお収まらない。 膨大な数にのぼる反響をふまえて、続編をお届けする。 ぜひ最後まで読んでほしい 前回の記事が想像以上に大きな反響と議論を呼んだため、稿は連載形式をとることになった。さしあたり今回は、前回の記事に対していただいた反論や疑問に応答する。 反応はあらゆる媒体にわたって膨大な数にのぼっており、とてもすべてに目を通せたわけではないが、以下では、とくに重要だと思われるいくつかの指摘をピックアップして、できる範囲でお応えしたい。リアクションの総括には「現代ビジネス」編集部の担当者も協力してくれた

    大反響「底辺校出身の東大生」は、なぜ語られざる格差を告発したのか(阿部 幸大) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)