■あえて制限のあるものを好む もっとも、若い世代がレトロなものを好む傾向は、いまに始まったことではない。写真でいえば、デジカメ以前の「写ルンです」や「チェキ」などが過去に流行したことがある。だが今回の「古いiPhone」ブームは、これまでとは少し違う面もあるようだ。 若者の消費行動などに詳しい「博報堂若者研究所」の瀧﨑絵里香氏はこう分析する。 「どの世代にも、昔のモノを懐かしむ文化はあります。自分たちの世代よりもあえて昔のモノを使ってみて、それを共有し合うことに楽しさを感じます。そこまでは前世代と同じですが、今のZ世代には、膨大な情報や技術の進化への”疲れ”があるように思います。デジタル技術が発達しすぎて、最新のiPhoneなら写真も動画もプロ顔負けのものが撮れて編集までできる。それに対して、あえて不完全だったり、制限があったりするものに、どこか安心感を覚えるメンタリティがあるのだと思いま
![Z世代がハマる「古いiPhone」で撮る日常 500万画素だからこそ“映える”写真の妙味とは?(AERA dot.) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/462013938a1f93d9e5db5032306f5af7b479bf36/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20240528-00223564-sasahi-000-16-view.jpg%3Fexp%3D10800)