新橋の居酒屋「なんどき屋」へ ▲新橋の「なんどき屋」 20代半ば、もっとも牛丼づいてたその時分、私は週に10食は松屋で食べていた。ビビン丼に松屋カレー、広大なメニューの海原をあっちこっちに泳いでまわったが、最終的にたどり着くのはやっぱり牛丼。結局、日に二度、松屋の牛丼を食べることもザラであった。 そこから年を重ねるにつれ、松屋の頻度が落ち着いてくると、そこに吉野家がねじ込まれることになる。吉野家はみそ汁がうまい。松屋はみそ汁付きだが、吉野家は別途料金が必要だ。わずか数十円といえども、若いころはその出費が惜しかった。 みそ汁をつけるための代金ぐらいは、ノータイムで決断できる現在となっては、あえて吉野家のみそ汁飲みたさに吉野家に行く。ほんのちょびっと混入している、緑の小ネギが好きなのだ。 全国のどこにでもある2大チェーンのおかげで、私の牛丼ライフはおおむね順風満帆なのだが、それはさておき、とき