みずほ銀行の西堀利頭取は17日、3日連続で起きた同行のシステム障害について記者会見し、「日本が危機の中でしっかりしなければならないのに、逆になり申し訳ない」と陳謝した。 原因については、東日本巨大地震の発生後に特定の口座の取引が急増し、想定以上にシステムの処理量が膨らんだことを挙げた。週末からの3連休中にシステムの完全復旧を目指すとしている。 しかし、17日午後にいったん復旧した同行の全国の現金自動預け払い機(ATM)が、記者会見後の午後5時40分から再び停止しており、18日以降も窓口での振り込みやATMでの預金の払い戻しなどができない可能性がある。 システム障害は、期日指定振り込みの下準備などを行う「集中記帳取引」のシステムに想定以上の取引データが流れ込んだことが起点となった。データの処理が滞った結果、15日は一部の窓口業務で振り込み業務が行えなくなり、16日は一部のATMが一時停止した