ファミ通の11/10発売号の名越コラムでちょっとひっかかるものがあったので、忘れないためにメモ。 コラムの内容は、年下の友達であるIT企業の社長が語ったというアップルのiPodの参入時のエピソード。当時の調査データで、携帯音楽プレイヤーに満足しているというユーザーが大半を占めていて、とても市場に参入する隙はなかった。普通だったら参入しない市場だが、そんな市場にアップルは参入して成功した。結局マーケティングデータなんてのはあくまで材料でしかないという結論を出す。 確かにマーケティングデータというのは、一部の面しか見ておらず、オールマイティーなデータではないことには同意する。しかし、この結論を導き出したデータは、当時の状況を見ずに考えたら意味がないだろう。この調査の時期は明確にはわからないが、iPod以前なのは確かで、携帯音楽プレイヤーはカセットテープから移行したMDが主流だった時代だろう。m