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ブックマーク / totodaisuke.weblogs.jp (7)

  • 事例で考えるブログ時代の喧嘩のお作法

    1.  読んだ瞬間に反射的に反応せず、まずは一呼吸おく。 最低、一晩はおく。感情的に反論して、いい結果になった試しはない。どうせやるなら、効果的にやるべきであり、そのためには冷静になることが大切。なお、半年くらいかけて、じっくり反撃の機会を伺ってもよい。 2.  相手の文章を何度も読み返す。 一番かっこ悪いのは、文章をきちんと読まないで批判したり反論したりするもの。そもそもマナー違反だし、相手も、ネット上で喧嘩を観戦する人たちも、「いや、そういうことじゃないでしょ・・・」と思われると、反論が効果的でないだけでなく、自分の株も下げる。むしろ行間を読んで、相手の真意を理解してあげる。あげ足とりはしない。 3.  まずは相手の正しい点、いい点を半分くらいは認めてあげる。 相手が100%悪くて自分が100%正しい、ということは絶対にない。大抵は、6対4とか、51対49とかのせめぎ合いなのである。と

    byoubu
    byoubu 2009/03/11
    事実誤認を正したり、新事実を見つけてきて相手に突き付ける/自分だからこそ知っている現場の話や生の声を提示/論理の矛盾を追及する
  • サブプライム危機がなぜ起こったか(解説編)

    すでにあちこちで語りつくされている内容ですが、少し前に作った図に沿って頭を整理してみました。「こんなの知ってるよ~」という人は、飛ばして下さい。 【市場プレイヤーの資金の流れ】 1.  貯蓄金融機関が国民に対して大幅に緩和された審査基準のもと、住宅ローンを過剰に貸し付けた(サブプライムかプライムかの区別よりも、固定金利ローンか変動金利ローンの区別の方が意味をもつことは、前回のエントリーをご参照) 2.  貯蓄金融機関が大量に資金供給できたのは、 ① 証券化技術の発達によって、個々の住宅ローンを束にして証券化した商品(Mortgage Backed-Securities)を買い取ってもらえるようになったから ② 政府系住宅金融機関(GSE)が持家推進の政策および株主利潤最大化の目標のもと、大量に資金供給したから 3.  証券化商品をバンバン売ることができた(=資金が大量流入した)のは ① 少

    サブプライム危機がなぜ起こったか(解説編)
  • サブプライム危機の真犯人

    「現在の金融危機を招いたのは、返済能力がない人たちに、金融機関が詐欺まがいの強引な貸し付けを続けたからだ」といった説がまかり通っている(日だけでなく、米国でも)。しかし、金融機関をスケープゴートとする俗説が事実に基づいていないことが、最近発表された論文で明らかになっている。 "Anatomy of a Train Wreck - Causes of the Mortgage Meltdown" (Stan J. Liebowitz, Oct 2008) によれば、2006年以降のデフォルト率はサブプライムかプライムかで大きな変化はなく、むしろ重要な区別は金利が固定金利ローンか、変動金利ローンかである、としている(下記のチャートをご参照)。 確かにデータを見ていると、貸し倒れの推移トレンドは上のサブプライムローンと、下の通常のローンで差はない。むしろ、サブプライムの方は2000年~2002

    サブプライム危機の真犯人
  • 伝える力

    小学館の岩瀬英介さんの噂は何名かの友人経由で聞いていたのだが、実際にお会いしたのは半年前。その場にはもう一人、同世代の岩瀬さんがいて、三人で「岩瀬トリオ」を結成したのだが、英介さんは特に ace-k, dice-k という名前の似てる具合からもとても他人とは思えず、兄のように慕っている。 このたび、彼がデスクを務めるDIME誌にて、 『アナタの仕事を劇的に進化させる24の掟(ルール)』 の特集の中で、『プレゼン説得術』として登場させて頂いた。 新聞広告や、電車の中吊りに小さく顔写真が出ていたの、気づかれた方いらっしゃったでしょうか?私は月曜に日経新聞を読んでいて、思いがけず自分の写真を発見したので(掲載日とか正確に覚えていないので)嬉しくなっちゃいました。 取材の最後に、画用紙に大きくメッセージを書いて撮影をしたのだが、何を書こうかなとちょっと頭をひねらせたすえ、以下のことを書いた: lo

    伝える力
  • 説得力

    プレゼンでも、交渉でも、はたまた普通のミーティングでもいい。説得力ある議論をするために、もっとも簡単にできることは、「弁護士と検察官になってみる」ことである。 法律のトレーニングを受けている人は、一つの事件・争点について、あるときは賛成の立場で熱く議論をし、あるときは反対の立場でクールに説得をする術を身につけている。 問題となる争点について、賛成する理由をたくさん書き出す。反対する理由を、同じ数だけ書きだす。両者の立場の違いを分ける質的なものは何か、考える。ずっと考えていくと気がつくことは、表面的な事象を見ているだけでは、「賛成だ」「いや反対だ」という水かけ論にしかならないが、より質的な事象まで掘り下げていくと、お互いの主張の依って立つ立場を理解し、それが180度対立するものではなく、多くの場合、優先する事柄の違いだったり、時間軸の違いだったり、価値観の違いであることに気がつく。それが

  • 生命保険 立ち上げ日誌: 気鋭のベンチャー経営者たちに学ぶプレゼン術

    Infinity Ventures Summit の目玉企画が、10~15社のベンチャーが新商品・サービスを6分で発表する、Launch Padという企画。先ほど終わったのだが、15社もの6分プレゼンを立て続けてに聞いていて、「心を打つプレゼン術」のツボが少し整理できたので、ここで共有。プレゼンを聞きながらこのメモを書いていたので、気分はジャーナリストっぽいブロガー。 1.  サビ、クライマックスから入れ たとえば映画であれば、オープニングにまず、盛り上がる「ツカミ」のシーンをもってくる。そこでいったん観客を引き込んでから、「話は10年さかのぼって」と、ペースがゆっくりのシーンに戻っていく。 楽曲をCMに使う場合であれば、必ず「サビ」の部分を使う。HBSの授業も、第一回は教授の自己紹介もコース概要の説明もなく、まずいきなりケーススタディに飛び込んだ。しかも、コース全体を通じてもっとも面白く

  • 普通の業界へ

    友人から送られてきた、BCGの欧州保険業界のレポート("Creating Competitive Advantage --- The European Insurance Landscape")を読んだ。 日の生保業界ばかりを見ているうちに、いつのまにか、「セイホは特殊な業界だから」ということで、通常の経営戦略などの議論とは別に考えようとする癖が身についていることに気がついた。 しかし、欧州の100社以上の保険会社を分析したレポートを読んだ感想としては、「そうか、保険も普通のビジネスと同じように考えていいんだ」というものであり、これは当たり前のようでいて、ある種の新しい発見をもたらしてくれた。 いわく、持続的な競合優位性を築くためには、経営者は以下のことをやらなければならない: 株主価値創造のこだわり。細かい単位で収益性を正確に管理し、同時にその収益を支えるためにどれだけの資当に

    byoubu
    byoubu 2008/03/31
    競合優位に立つために必要なこと。経営者だけの話じゃない。
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