ハーベイ・ワインスタインの暴露記事が「New York Times」に出て、ちょうど1ヶ月が過ぎた。この間、ほかに出てきたセクハラ加害者には、ケビン・スペイシー、ブレット・ラトナー、ジェレミー・ピヴェン、ダスティン・ホフマン、ジェームズ・トバック、アンディ・ディックなどがいる。ほかにも、政治アナリストのマーク・ハルペリン、アマゾン・スタジオズのロイ・プライス、NPRのマイケル・オレスキス、複数のタレントエージェントが、職を失った。 本来ならば、今ごろハリウッドは、アワードシーズンの話で忙しい時期。だが、毎日のように知っている誰かの名前が浮上しては、その人の人生が急落していく状況に、業界は気を取られっぱなしだ。「スマフォを見るのが怖くなった」という声も聞かれる。 この騒動には日本でも関心が持たれているようで、筆者も、日本のマスコミ関係者から、何度か質問を受けたり、コメントを求められたりしてい