日本において多数派である「日本人」は差別やマイノリティについて「自分は差別していない」「差別は自分とは関係ない」と感じていますが、そのような中、社会的公正教育・人権教育を行う上で「特権」(労なくして得た優位性)という概念は、差別の問題がマジョリティ側の在り方と深く深く結びついていることを気づかせるうえで大変有効です。当シンポジウムでは、「白人性の特権(White Privilege)」という概念を北米に広めたPeggy McIntosh先生および白人人種的アイデンティティ発達理論を展開したJanet Helms先生をお招きし、マジョリティ側に特化した社会的公正教育・心理学的研究・マジョリティのアイデンティティ発達を対象とした研究事例についてご報告いただき、日本における応用性・重要性・意義について討議、マジョリティ側への社会的公正教育の可能性を探ります。 詳しい内容はこちらのチラシをご覧くだ