2021.10.07 08:41 LGBTは個性...自分らしく働ける職場実現 葛目さん(南国市出身)偏見乗り越え、都内で介護会社 LGBTなど性的少数者も「自分らしく働ける職場」を掲げて、都内で介護事業を展開する南国市出身の経営者がいる。葛目奈々さん(39)。男性から女性に戸籍を変えた葛目さんは、自らの苦しかった経験も踏まえ、職場づくりを実践している。 「自分は他の人と違う」。葛目さんがそう思ったのは高校時代。中学の時も男性を意識することはあったが、同級生の男子に初恋をし、心と体の不一致を確信した。いじめもあり、違いを認めることが怖く、つらさから高校を中退した。 その後、高知市内のニューハーフの店で働き始めた。店では先輩もお客さんも自分を受け入れてくれた。居心地が良かった。 そんな世界の「上」を目指して、20歳で上京。数年後には、新宿の有名なショーパブで売れっ子ホステスになった。性別適合