2006年11月16日00:45 カテゴリ書評/画評/品評 希望のしくみ 何とイタキモチいい本だろう。「痛快」でもいいけどこちらの方がいいかな。 希望のしくみ A. スマナサーラ / 養老孟司 これ、自殺の特効薬とまでは言わないけれども、かなり効くのではないだろうか。 本書、「希望のしくみ」は、現日本テーラワーダ仏教協会長老、アルボムッレ・スマナサーラ(ja.wikipedia)と養老孟司の対談集。オビではお互いをこう評している。 どういうわけで時分の考えかたがお経なのか、よくわかりました。(養老孟司) 養老先生は、純粋に現代科学的なアプローチで、ブッダが語り続けた心理のいくつかに達しておられた。(アルボムッレ・スマナサーラ) 仏教は宗教ではないという人は多い。私自身そう感じていたのだが、スマナサーラさん自身、あっさり p.18 うん。だから、まだ仏教が宗教かどうかはっきりしないんです。