土曜日は入試。 このところ土曜日の仕事が立て込んで、八月から後、ずいぶん長いこと合気道の稽古に行っていない。 スケジュール帳を見ると、八月からあと、稽古に顔を出したのは数回で、年内もあと1回しか芦屋に行く機会がない。 30年来、どんなことがあっても、つねに「合気道中心」に生きてきた私であるが、さすがにこの年回りになると「稽古があるからダメです」で断ることのできぬ浮世のしがらみがだんだん増えてきたということである。 よくない傾向である。 授業がある日の仕事は「授業がありますから」と言ってきっぱりオッファーを断っているわけであるから、「稽古がありますから」ときっぱり断り切れないというのは、どこかに「合気道の稽古は私事である」という思いがあるからであろう。 そういう考え方はよろしくない。 授業が公的な仕事であるように稽古も私にとっては公的な責務である。 来年からは土曜日の仕事はすべて「稽古があり