女性刑事が主人公で、殺人事件は(殆ど)出てこない。 故により日常に近い事件が淡々と描かれている。ともすると地味とも取れる。 比べるのも難だけれども 個人的には誉田哲也氏の『ドルチェ』シリーズと似てる気がした。 それはつまり、かなり好きなタイプの話であるということなんだけれども。 梓と佐々の関係性も『ドルチェ』の魚住と峰岸の関係性に(勝手に)重ねてしまい 内心ほくそ笑みながら読んでる怪しい人になっていたという(爆)。 ママ友同士の確執、バリキャリママに梓が抱いてしまう劣等感、 ストーカーを逆手に取るしたたかさ、活き活きとボランティアに勤しむ老婦人、といった 細かい描写と心情のリアルさに圧倒されたが このリアルさも作者が女性だから、ということと大いに関係あるんじゃないかと思う。 右京さんばりに細かいことが気になる悪い癖(笑)が発動してしまい 第3話が『2011年3月』となっている割に震災に一切
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