頻繁に報告されるセキュリティ・ホール。クライアントPCなら,すみやかにパッチを適用するべきだろう。ブロード・バンドの普及もあり,パッチ当て作業には5分もかからないことが多い。仕事のちょっとした合間に「Windows Update」を起動すればよい。また,たとえパッチを適用することでシステムが不安定になっても,ユーザー1人が泣けば済む(本人にはお気の毒ですが)。ウイルスをばら撒くことを思えば,許容すべきリスクと考えるべきだろう。 しかし,サーバー・マシンとなると話はこれほど単純ではない。パッチ当て作業を行うからと,システムを簡単に止めるわけにはいかない。システムが不安定になってしまっては,影響は多数のクライアントに及ぶ。パッチが提供されたからといって,即時無条件に適用するわけには行かないのだ。 一方で,サーバーがクラックされた場合の被害は,個人のクライアントがクラックされた場合より甚大。パッ