「私はある関連会社の社長になりました。ただ、この会社で、メガバンクの入行年次は私が一番下でした。つまり最若手です。メガバンクでの入行年次が上でも、最終ポストが私よりも下だった先輩は専務、その先輩より下のポストで終わった、さらに入行年次が上の先輩が、常務……。といった具合に、メガバンクでの最終ポストだけが会社の秩序を支えています。これが逆転することは決してありません」 メガバンク本体の持ち株会社の社長、頭取を頂点としたピラミッド型の年功序列の組織を維持するためには同期を順次、本体から放出するしかない。その一方で、彼らを解雇するわけにもいかない。そうした中、終身雇用、年功序列を守るためには、こうした人員を吸収する、「逆ピラミッド」型の子会社や関連会社が必要になるのだ。 ここでは、頑張っても出世することはない。給与も地位も、メガバンクの最終ポストによって規定されている。最若手がトップにいようとも
「空気を読めない」が「KY」という略語になって流行語大賞にノミネートされたのは、2007年のことだった。あれから10年余り。「空気」は「忖度」と言葉を換えて、さらに「同調圧力」として根を張ったようにも見える。そんななか、劇団「二兎社」による舞台劇『ザ・空気 ver.2』がこの2018年の夏、話題になった。自らの疑惑で苦境に陥った首相への助け舟となる謎のペーパーをめぐる記者たちの騒動を描いた作品で、東京のみならず、地方公演も連日満員だった。自分たちの周囲にも漂う「空気」への関心の高さを浮き彫りにしたのでは、と劇団側は言う。「空気」とは、いったいなんだろう。雲をつかむような答えを求めて劇団関係者や研究者らを訪ね歩いた。(文・木野龍逸、写真・江平龍宣/Yahoo!ニュース 特集編集部)
世界の国や都市の情報サイトNumbeoが犯罪統計をまとめ、世界でもっとも安全な都市2018年版を発表した。すべてのリストが同サイトに公表されている。 2018年9月23日, Sputnik 日本
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