著者: 金融インダストリーグループ 齊藤 雄介 2011年3月に主要行で発生したシステム障害を受けて、金融庁はシステム障害の未然防止と迅速かつ的確な復旧対応態勢の確認を目的としたシステムリスク総点検(以下、総点検という)を2011年7月8日に各金融機関に要請した。その後、総点検の結果は、2012年1月20日に金融庁より「金融機関におけるシステムリスクの総点検の結果について」として公表されている。また、報道によれば、この総点検の結果を踏まえ、2012年6月までに金融検査マニュアル及び監督指針が改正されるといわれている。 各金融機関においては、今後は、今回の総点検の作業により洗い出された課題への対応を進めるとともに、総点検に示された各管理態勢の継続的な運用と組織への定着に向けた取り組みを進めていくこととなる。今後の対応としては、この取り組みをどのように具体的でかつ実効的なものとするかがポイン
-優先対応すべきリスクの全体1位は、2年連続で「災害対策の不備」。 -海外関連リスクが大幅に上昇。「海外拠点の運営に係るリスク」は大規模企業で1位。 -リスク評価実施企業が4年連続8割を超え、リスクマネジメントの社内運用の定着が進む。 リスクマネジメントの高度化・効率化の向上が今後の課題。 有限責任監査法人トーマツでリスクマネジメント等の調査・研究を行っているトーマツ企業リスク研究所は、企業のリスクマネジメントに関する調査(2012年版)結果を本日公表する。この調査は2012年に開催したセミナーの出席者(主にリスク管理部門、コンプライアンス部門、内部監査部門の方)に対して実施し、144社から回答を得た(回答企業については4頁を参照)。同調査は2002年から始まり、今回で11回目。 総括 リスクマネジメントは、企業価値に影響を与える潜在的リスクを識別してその重要性を評価し、重要リス
エンタープライズ リスク サービス 国際化、技術の進歩、規制緩和による競争の激化等、企業の経営を取り巻く環境の不確実性が増大するなか、企業はさまざまなリスクに直面しています。これらのリスクを単に避けるのではなく、「ビジネスの力」とすることを目的としたリスクマネジメント体制の構築・運用が求められています。トーマツは、ガバナンスからネットワークまで幅広いリスクサービスの提供により企業の価値の創造と保護を実現し、リスクを賢く管理するリスクインテリジェントな企業への変革をサポートします。 トーマツによるサービスの最大の特徴は、経営トップから企業の現場レベルまで、「自らのリスクは自らが管理できる」体制の構築をお手伝いすることです。また、国内のみならず、Deloitte Touche Tohmatsu(DTT)の強力な海外ネットワークを活かした豊富な実績を有します。全世界で約10,000名以上のリスク
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