連載の4回目に登場する賢者は、ネットワーク機器最大手、米シスコシステムズで未来技術を研究するチーフフューチャリスト、デイブ・エバンス氏だ。彼はインターネットやコンピューター技術に関する未来予測で世界的に高い注目を集めている。今後、人間だけでなくあらゆる「モノ」がネットにつながる「Internet of Things(モノのインターネット)」や、コンピューターに保存した設計図から立体物を作る「3Dプリンター」が、社会を大きく変える原動力になると予言した。 1990年代以降、インターネットが急速に社会に浸透しました。今後のネットの発展をどのように予測しますか。 ネットがさらなる進化を続けることは確実です。第1に、ネットにつながる人の数が劇的に増えます。ネット利用者数が20億人に到達するまで20年かかりましたが、次の10億人が加わるのには、わずか5年しかかからないでしょう。そのスピードは驚くべき
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