安くて旨いチェーンレストランとして名前が挙がる一つが「サイゼリヤ」ではないだろうか。300円で食べられる「ミラノ風ドリア」に100円ワイン、ほかにもわずか数百円のメニューがずらりと並び、ファミリーはもちろん“ちょい飲み”のビジネスパーソンにまで幅広く愛されている。なぜこれほどコスパの良い料理を提供し続けられるのか。 (東野 望:フリーライター) 急成長企業ならではの課題 サイゼリヤの秘密が記されているのが、『サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)だ。著者の堀埜一成氏は、「味の素」出身でブラジル赴任や研究室長などを務めた後、2000年にサイゼリヤへ入社。2009年から13年間、社長を務めた。 前任社長はサイゼリヤの創業者で現会長の正垣泰彦氏。社長を引き継いだときはデリバティブの失敗が足を引っ張っていたものの、正垣氏の手腕で急成長を遂げており営業
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