9月12 メラトニンの概日リズム以外の多彩な機能。精神疾患や生活習慣病や発癌の予防との関連(その1 シフト勤務や夜勤への対応) カテゴリ:概日リズムメラトニン 夏も終わり、日照時間が短くなってきた。概日リズムが変化する時期である。この季節の移り変わりの時期にはなぜか精神疾患(特に双極性障害)が悪化することが多い。おそらく概日リズムの変化やメラトニンが関係しているのであろう。今回はそのメラトニンに関する話である。 メラトニンが近年、注目されてきている。メラトニンは、精神疾患の予防(認知症、特に認知症前段階であるMCIレベルでの使用、夕暮れ症候群などの予防、双極性障害やうつ病などの気分障害の予防)、糖尿病や心血管障害などの生活習慣病の予防、発癌予防(夜勤やシフト勤務が起因していると考えられている前立腺癌や乳癌、等)、アンチエイジング(老化予防)など、様々な疾患の予防や治療に効果を発揮することが