「昆虫交尾図鑑」という書籍に掲載された昆虫の交尾時のイラストがブログに掲載された写真の無断トレースではないかという事件が話題になっています(まとめサイト)。簡単に検討してみます。 最初の論点は昆虫の交尾写真の著作物性です。著作権法の著作物の定義「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」に当てはまるかどうかです。著作権侵害に関する争いでは、問題とされた対象の著作物性が否定されることも多いです。 しかし、美術館で観賞するような芸術写真でなくても人間の判断が介在して構図やシャッターチャンスが決まった写真であれば、スナップ写真であっても著作物とされるという知財高裁判例(「東京アウトサイダーズ」事件)がありますので、ブログの昆虫交尾写真が著作物であることは否定しがたいと思います。 次の論点は、著作権法上の複製あるいは翻案が成立するかです。この判定要件は
来年は先進国の成長が加速する――こんな見方をするストラテジストが増えている。今年の延長といえばそれまでだが、日本でも輸出数量指数が米国向けを中心に上向き始めた。企業経営の現場も繁忙さを増し、今年は就業者数が10月末現在で138万人増の6366万人と、1997年の142万人増以来の高い伸びを記録した。ただ、賃金はドル換算すると、大幅に目減りした。労働力を「安売り」することなく、好景気を実感できれば
企画を立てるという仕事はかつて多くの人が携わるそれではなかった。しかし、いまは違う。日々、いろいろな人が企画を立て、実行している。一億総プランナー時代だといっても過言ではない。そこで、プランニングを生業にしている人から、そうでない人まで、企画を立てる際に役に立つだろう、いわゆる『必読の五冊』を紹介しておこう。ヘボプランナーであり、迷プロデューサーでもある私が、絶対お勧めのラインナップなのだ。 DIGITAL DISRUPTION 作者: ジェイムズ・マキヴェイ,プレシ南日子 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2013/08/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る すでに各所で話題になったので、読んでいる人も多いだろう。イノベーションを起こすことが極めて簡単になっているということが、延々と書いてある。これを読んで焦らないビジネスパーソンがいたら、冷たい
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