浦和の信藤健仁(しんとう・かつよし)チームダイレクター(TD=49)が、成績不振を理由に今季限りで辞任する意向であることが15日、分かった。昨年12月に2年契約で就任したが、フィンケ監督と強化方針について十分な意思疎通を図れず、チームも夏場にリーグ戦7連敗で失速し、現在8位と苦戦を強いられている。後任にはゼネラルマネジャー(GM)として、浦和OBで現サッカー解説者の柱谷幸一氏(48)が有力候補に挙がっている。 信藤TDは、フィンケ監督の来季続投が確実となった10月下旬以降、周囲に「ファンを落胆させる成績になって申し訳ない。クラブの発展のためにも覚悟を決めている」と契約を1年残しながら今季限りで辞任する考えを示唆していた。昨季終盤、本来ならばTDの構想が重視される監督人事を旧経営陣主導で行ったため、監督と信頼関係を構築できず、戦力補強を含めて有効な改善策を打ち出せなかった。ナビスコ杯、天皇杯