古くからの日本文化であり、重要な観光資源でもある「温泉」。しかし、全国に約3,000ヶ所あるといわれる温泉地の中で、活況を呈しているのは一部の地域に過ぎない。言い換えるならば、温泉地を元気にすることが地方の活性につながり、日本全体が元気になる。株式会社エンバウンドの代表取締役プロデューサーの橋本竜氏は、そのためのコンテンツとして2016年に同社を設立するとともに、全国各地の温泉地をモチーフに擬人化したキャラクターをつくり、地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」をスタートさせた。現在、台湾を含め、代表的な温泉地を約120のキャラクターと担当声優で構成し、さまざまな活動を展開中である。従来のゆるキャラ戦略や既存のアニメビジネスとは一線を画す、「温泉むすめ」プロジェクトに込めた思い、未来の展望を橋本氏にうかがった。 「温泉むすめ」プロジェクトの概要を紹介する前に、原案も含め企画・プロデ