東大での教員生活を終える今、自身の研究生活や多彩な活動を振り返りつつ、思いの丈を語ってもらう退職教員インタビュー。今回は、和歌がなぜ時代を超えて持続したのかという問題意識を核としてさまざまな研究成果を残すとともに、古典教育にも精力的に取り組んできた渡部泰明教授(東大大学院人文社会系研究科)に、和歌の本質や古典教育の意義などについて幅広く話を聞いた。 (取材・山﨑聖乃) 渡部泰明(わたなべ・やすあき)教授(東京大学大学院人文社会系研究科)84年東大大学院人文科学研究科(当時)博士課程退学。博士(文学)。上智大学助教授、東大大学院人文社会系研究科助教授などを経て、06年より現職。 中世和歌史の動態を解明 ――最大の研究成果は 2017年に『中世和歌史論――様式と方法』で、念願であった中世和歌の歴史を自分なりの観点からまとめることができました。角川源義賞をいただいたこともあり自身の最大の研究にお
![「古典に参加せよ」 渡部泰明教授退職記念インタビュー - 東大新聞オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3b0a07993434baa0efeea6d1f818b52e1e8e5c6e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.todaishimbun.org%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F03%2F2-BP2.jpg)