(CNN) 米南部を襲った竜巻を伴う暴風雨による死者数は、28日夜の時点で6州合わせて288人に上った。また、約1万世帯が停電している。 被害が最も大きかったのはアラバマ州で、死者は少なくとも198人、中でも中西部のタスカルーサ郡では39人の死亡が確認されている。 その他の州の死者数は現時点で、ミシシッピが32人、テネシーが34人、ジョージアが15人、バージニアが8人、アーカンソーが1人。 竜巻の発生規模は1950年以降2番目の記録となった。気象専門家らは、湿気や低温、鉛直風など複数の要因が重なったことが原因とみている。 オバマ大統領はアラバマ州知事の要請を受け、捜索・救援などでの連邦政府による緊急支援を承認した。ホワイトハウスは、オバマ大統領が29日にアラバマ州を訪問すると発表した。 米原子力規制委員会(NRC)は、アラバマ州にあるブラウンズフェリー原子力発電所のモニタリングを行っている