脳内に特定の分泌物が少ない人ほどギャンブルに慎重であるという研究成果を、京都大学の高橋英彦准教授が放射線医学総合研究所と共同でまとめた。ギャンブル依存症の新薬開発に応用できる可能性があるとみている。高橋准教授らは成人男子19人を対象に実験。ギャンブルで得られる利益が賭け金の何倍以上だと参加するか聞き取り調査をした。その後、がんの診断にも使う陽電子放射断層撮影装置(PET)で脳内の「ノルアドレナ
酵母で発見された長寿遺伝子「サーチュイン(Sirt)」の働きを高めると、マウスのオスで寿命が延びることを、イスラエルの研究チームが突き止めた。 哺乳類でSirtの寿命延長効果を確認したのは初めて。詳しい仕組みがわかれば、健康長寿に役立つと期待される。23日付の英科学誌ネイチャーに発表する。 Sirtの仲間の遺伝子は、人間を含む多くの生物が持ち、線虫やショウジョウバエでは寿命延長効果があるとされる。しかし、効果を疑問視する結果も最近発表され、議論が活発になっている。哺乳類は7種類のSirtを持つが、寿命を延ばす効果は確認されていなかった。 同国バール・イラン大学の研究チームは、このうち欠損すると加齢症状に似た異常が出るSirt6に注目。遺伝子組み換え技術で、この遺伝子の働きを高めたマウスを2系統作成し、寿命の変化を調べた。オスのマウスでは、平均寿命がそれぞれ14・8%と16・9%延びた。しか
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