[電通(4324)]は2012年2月23日、日本の広告費に関する調査報告書を発表した。それによると、電通推定による2011年の日本の総広告費は前年比2.3%減の5兆7096億円であることが明らかにされた。景気低迷による企業の予算縮小や円高、東日本大地震・震災をはじめとした各種災害の影響を受けて広告の出稿も減少。結果として広告費全体額も減ってしまった。今報告書では広告業界に関する多種多様なレポート・データもあわせて掲載されており、業界の動向を知るのにはよい資料といえる。今回は昨年の同趣旨の記事のスタイルを踏襲する形で、1985年以降の主要メディア毎の広告費の移り変わりについて、グラフ化してみることにする(【発表リリース、PDF】)。 計測基準の変更により、2004年と2005年との間では厳密には連続性は無い(正確には雑誌、インターネット広告、SP広告/プロモーションメディア広告の3項目)。特