兵庫県洲本市の県立淡路医療センターで昨年11月、心不全で入院していた患者男性(当時77歳)の容体が急変し、心電図の異常を知らせる警告音が鳴ったものの、病院側が1時間以上対応せず、男性が死亡していたことがわかった。 同センターは、対応が不適切だったとして遺族に謝罪した。 同センターの発表では、男性は昨年11月11日に一般病棟に入院。同16日午前6時40分頃、ナースステーションで心電図の警告音が鳴ったが、看護師3人は他の患者の対応に忙しく、男性の元に駆けつけたのは約1時間10分後だった。男性はすでに意識を失っており、約3時間後に死亡した。 病棟には当時、41人が入院し、27人に心電図モニターがつけられていた。この日は次々と警告音が鳴り、看護師が病室を回っており、ナースステーションは無人状態が続いていたという。