大統領派と反大統領派との間で対立が続くアフリカ中部のブルンジで、軍の施設が襲撃される事件が相次いだのに対し、ブルンジ軍は12日、襲撃に関わったとして79人を殺害したと発表し、暴力の激化が懸念されています。 11日には、首都ブジュンブラやその周辺にある軍の施設3か所が銃で武装した集団に襲撃され、これに対しブルンジ軍は警察とともに掃討作戦に乗り出し、12日に襲撃に関わったとして79人を殺害したと発表しました。 欧米のメディアは、首都にある反大統領派が多いとされる地区の路上で、銃で殺害されたとみられる遺体が多数見つかり、目撃者の話として警察が住宅をまわり男性を次々に拘束して殺害したと伝えています。 一連の衝突の背景には、異なる民族間の対立もあると指摘されていて、暴力がさらに激しさを増すことが懸念されています。