山形県鶴岡市の出羽三山神社(月山、羽黒山、湯殿山)で行う山伏修行は、23年前までは女人禁制だった。それより早く女性開放に踏み切ったのは、天台宗の羽黒山荒沢(こうたく)寺だ。ここでは、男女別々で修行するのではなく、男女がともに同じ場で寝泊まりしながら修行を行う。修行の道に女性は妨げになるのか。前回の「さくらんぼ白書」で、神子修行に参加した体験を記した。今回、「女人禁制」にさらにフォーカスしてみたい。 女性の希望がなかっただけ羽黒山の奥の院といわれる荒沢寺。古くからの修験道を堅持し荒沢寺が、女人に修験を開放したのは、戦後の昭和21年のことだという。 「修験道が女性を禁じていたわけではない。女性で修験を行うという希望がそれまでになかったということです」と、住職の島津慈道弘海氏は話す。 約80人の参加者のうち1割を女性が占めるという。 記者が修行した出羽三山神社の神子修行の期間は、男性の山伏修行「
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