<この記事を要約すると> 植物由来の「セルロースファイバー」を混合した“環境に優しい”樹脂をパナソニックが開発 その素材にアサヒビールが着目し、共同でリユースカップを開発。すでにさまざまなイベントで好評を博している 両社による開発のきっかけから裏側、そしてパナソニックの技術者が語るセルロースファイバー樹脂のすごさとは? 昨今、海洋プラスチックごみや石油資源の枯渇・地球温暖化といった環境問題から、プラスチック量の削減が世界的に求められている。本記事では、環境に配慮した次世代素材の取り組みをピックアップ。植物由来の「セルロースファイバー」を混入させた樹脂を開発したパナソニックと、その樹脂を活用して生み出された「リユースカップ(森のタンブラー)」を共同開発したアサヒビール、双方の担当者に開発の経緯、及び今後の展望を聞く。 木に含まれるセルロースファイバーを成形材料に活用 2015年、国連総会でS