世界的に生成AIの開発競争が激化する中で、現在の日本の立ち位置がどこにあり、これから何をすべきなのか。 AIの第一人者である松尾豊・東京大学大学院教授が3月15日、日本記者クラブで「生成AIの進展と活用可能性」と題して、AI開発の最新動向や社会へのインパクトについて講演した。 松尾氏は「世界的にはグーグルやマイクロソフトなどと数兆円の投資の戦いになる。日本のAIが世界と伍していくためには、医療、金融、製造分野など巨大産業に貢献する形を作る必要がある」と強調。産学が連携して生成AIを活用できるマーケットを考えながら開発していくことが必要だと訴えた。 松尾豊(まつお・ゆたか) 1975年生まれ。97年東京大学工学部電子情報工学科卒業、2002年産業技術総合研究所研究員、05年スタンフォード大学客員研究員、07年東京大学大学院工学系研究科准教授、19年同研究科教授、17年日本ディープラーニング協
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