2019年「フランクフルトモーターショー」にて、「世界一黒い」という塗料をまとったBMW「X6」が披露されました。ボディ表面の凹凸も見えないほどの黒さです。 光の99%以上を吸収してしまう「黒」 2019年9月22日(日)まで開催中の「フランクフルトモーターショー」にて、BMWが一風変わったクルマを展示しています。「世界で最も黒い」という塗料を施した「X6」です。 拡大画像 フランクフルトモーターショーで披露された「世界一黒い」BMW「X6」(2019年9月、鈴木ケンイチ撮影)。 「世界で最も黒い」と聞くと、「いやいや、日本にも黒い色付きクリアを施した漆黒の『センチュリー』がある」と、反発の声が上がるかもしれません。「センチュリー」の場合、通常は透明の塗料が使用される仕上げのクリア塗装にも黒を混ぜるなどして「黒さ」を追求しているのですが、今回は勝手が違います。この「X6」には、通常のクルマ
