立命館大学アート・リサーチセンター、文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)の主催するイベントなどを中継します。
posted by 仲俣暁生(マガジン航) 「マガジン航」では本体のブログ記事のほかに、サイドバーで表示している「本と電子書籍をめぐる読み物」というコーナーに、時事ものではないやや長めの文章をアーカイブしています。この欄に、鷹野凌さんの「情報誌が歩んだ道を一般書籍も歩むのか?」を追加しました。ブログ欄の記事として先日書いていただいた、「ハフィントン・ポストにみる「編集」の未来」ともつながる内容ですので、ぜひあわせてお読みください。 鷹野さんの記事を読んで、私も自分が編集の仕事をはじめた頃のことを思い出しました。鷹野さんが振り返っているのは世紀の変わり目、2000年頃の「情報誌」の世界ですが、私が最初に就職した出版社も「情報誌」の会社でした。鷹野さんよりさらに10年前、いまから四半世紀前にあたる1989年のことです。 四半世紀前の「情報誌」を思い出す 当時の編集ワークフローは、基本的に紙ベー
2013年04月01日 「第10回 文化財ドック」開催のお知らせ 概 要 指定・未指定文化財の所有者を対象とした、修理・修復・保全の相談会です。 目 的 伝統工芸技術業者組合「文友会」と文化財所有者で構成される「京都古文化保存協会」が、共同の相談会を行うことによって、適切な助言・指導のもとに文化財が修理・修復・保全され、健全な形で将来に向けて伝承されていくことを目的としています。 開 催 日 時 平成25年7月20日(土) 午前10時~午後4時(相談受付は午後3時30分まで) 開 催 場 所 有楽町朝日スクエア・ギャラリー 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階 TEL:03-3284-0131 大きな地図で見る 対 象 文化財(特に未指定の物)の維持管理にお困りの所有者 ※刀剣の相談と文化財の鑑定はご遠慮ください。 参加費 無料 申込み方法 往復は
(無駄にぐだぐだ長い文章。捨てようかと思いましたが、自分の思考低さを反省するためにも残す事とします。) ブログの掃除をしていて、なぜか或る市立図書館とその運営を問題と考えているサイトにたどりつきました。以前、ニュースでポイントカードとカフェを導入する事は見ましたが、私の閲覧記録は大丈夫なので、それ以上、特に気にしてませんでしたが、たまたま目に入ったサイトを読んで急に気になり、色々飛んでみると、この図書館ツッコミ処が星の数。さらに市の公式サイト自身が特定のsnsで迷路なこと、それよりなにより、市長の発言の数々には目が点です。すぐに熱くなれる方らしく、その熱で改革を成し遂げる力を保てるのでしょうが、しかし、自分に対する意見や質問は暴投で投げ返すか、恫喝。その言葉のセンスも脱帽もの。sns上級者のうえマイクロブログの達人なので、長いつぶやきを駆使、都合の悪いログはスルー、ブロック&デリート。論争
先日リニューアルした近所の図書館を訪れてみると、本の「除菌BOX」なるものが新たに設置されていた。 近ごろは人々の清潔志向も高まり、抗菌・除菌グッズも多彩になっているが、いよいよ本の除菌も珍しくない時代に。 たしかに多くの人が手に取る図書館の本は、時々ビックリするほど汚いこともある。 わずか45秒で除菌ができるという除菌BOX。本体には、「本についたばい菌を除菌します。ご自由にお使いください」と書かれていたので、試しに1冊、除菌してみることに。 使い方は非常に簡単。扉を開けて本を入れ、再び扉を閉じたら右上にあるスイッチをオン。左上のガラス窓から見える青色の光が見えたら除菌がスタート、消えたら除菌完了。青色の光は除菌効果のある紫外線なのだという。 除菌をしても本に見た目の変化はないが、なんとなく気持ちがよい。もちろん、気分的なものだけでなく、具体的な効果もある。除菌BOXを製造・販売している
日本の大学図書館でもいわゆるディスカバリーサービス[*1][*2][*3][*4]が広まってきて、そろそろ導入が“ニュース”になるかどうか微妙なラインにさしかかってきたなあという印象があります。 いま現在どれくらいの導入館があるのか、把握しているかぎりを一覧にしてみます[*5]。以下、製品・サービスごとに分類し、公開日(正式公開 or ベータ版公開)順に列挙しています。(最終更新日:2014/4/13) RICOH **筑波大学「Tulips」(2010/3) http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mytulips/ http://togetter.com/li/11127 CA1727で「ディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)」の一例として挙げられています →2014/3にSummonにリプレイス Primo / Ex Libris 慶應義塾大学「KO
半分趣味、半分は勉強で出張や旅行のついでにいろいろな大学図書館の見学をしているのだけど、そのときにどういうことをすればいいのか、という自戒も込めたメモ。 あくまで個人的な意見であり、筆者もこれをすべて実行しているわけではないのでその点はご容赦ください。 大学図書館を見学するメリット 見識を広めることはもちろんですが、図書館員にとってよその図書館を見学するということは自館を省みることにつながります。館種・規模の大小に関わらず参考になる点は必ずあると個人的には考えています。 事前に電話にてアポを取る その日突然見学を思いついた場合でも、電話しておくといい。 大学によっては学外者の入構を許可していない所もあるし、見学に耐性のない図書館の場合はいきなり訪ねると迷惑をかけてしまい、通常業務に支障を与えてしまう。 土日祝日の場合は、対応できる正職員がいないため写真撮影などの許可をもらえないこともあるの
id:wackunnpapaさんが「パチンコ式」の映像を探しておらるるやうである。 さういへばこのまへつれづれに見たなあとて、戦時中の事例なれどご紹介。 パチンコ式とは、図書館における図書の陳列方式の一つで、本来、「半開架」と英語の「セミ・オープン」の翻訳語として呼ばれていた方式。「準開架」ともいはれたのぢゃ。 いやサ、開架方式にはいくつか種類があって。 安全開架は、イギリス式といふて、書庫に這入ることができるといふやつ。いちおー開架。書庫の出はいり時に身体検査と帯出手続きをする。 自由開架は、アメリカ式といふて、開架室、つまり、閲覧席と書架を同一部屋にしつらえる開架。 では「半開架」(semi-open)は? といへば、どっちでもなく、これが昭和30年代、中小レポートによって「パチンコ式」と批判されたもの。 写真を掲げたのは、東京芝浦電気、いまの東芝の工員用の貸出図書館だった「山口文庫」
Case: The twitter record button インターネットやソーシャルネットワークの普及に伴い、日本と同様ブラジルでも一般生活者のネットへの接続時間が長くなり、その結果“TVの視聴時間が減少する”というTV業界にとっては頭の痛い問題が浮上しているといいます。 そんな状況下にあって、“ソーシャルネットワークの普及”をむしろチャンスにするべく、ブラジルの最大手衛星放送事業者・Sky TVがTwitterを活用した斬新な取り組みを開始しました。 今回の取り組みを簡単に言うと、“Twitterのハッシュタグをテレビ番組の録画ボタンにしてしまう”という画期的な企画。 Sky TVのTwitterアカウントでは、日々番組情報をTweetしています。 ユーザーがそのTweetの中で、視聴したい番組があればハッシュタグ「#SkyRec」をつけてRetweetするだけで、その番組を“自宅
橋下徹大阪市長・日本維新の会共同代表が、「風俗活用」発言については撤回・謝罪するとしながら、日本軍「慰安婦」問題についてはいまだに、「他国も同じようなことをしていた」「強制の証拠はない」「性奴隷と翻訳されているのは誤り」等と妄言を連ねていることに対し、長年、日本軍「慰安婦」問題について研究をされてきた中央大教授の吉見義明さんが公開質問状を出されました。 吉見教授は6月4日の記者会見で、橋下氏の「ほかの国も『慰安婦』を利用していた」という発言について、「軍の施設として組織的に慰安所を作った国はドイツ以外になく、日本の『慰安婦』制度は特殊だ」と指摘。また、橋下氏が昨年8月の記者会見で「吉見さんも強制連行の事実まではなかったと言っている」と述べたことについて、研究者としての名誉を傷つけるものであると抗議し、「居住の自由、外出の自由、廃業の自由、拒否する自由がなかった日本軍『慰安婦』は、性奴隷制で
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、授業で受講生の皆さんと、目黒にあるスターバックスコーヒージャパンさんの本社を訪問させていただきました。 いわゆるひとつの「ラーニングピクニック(Learning picnic)」ということで、人材開発を特に力をいれていらっしゃる企業をご訪問させていただき、皆でディスカッションをするという内容です。ピクニックとは言っていますが、内容はガチです。 今回のピクニック!?は、スターバックスコーヒージャパンさんの人事本部のみなさま、都内3店舗の店長の皆様のご協力・ご厚意で実現しました。 この場を借りて感謝いたしますとともに、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。 ▼ 今回のラーニングピクニックの内容は「理念
仏シュベルニー城(Chateau de Cheverny)で競売に出された、17世紀のフランス宰相マザラン枢機卿(Cardinal Mazarin)が所有していた江戸時代初期の蒔絵の櫃(ひつ、2013年6月7日撮影)。(c)AFP/ALAIN JOCARD 【6月10日 AFP】17世紀フランスの宰相、マザラン枢機卿(Cardinal Mazarin、1602~61)が所有していた江戸時代初期の蒔絵(まきえ)の櫃(ひつ)が9日、フランス中部にあるシュベルニー城(Chateau de Cheverny)で競売に掛けられ、730万ユーロ(約9億5000万円)でオランダのアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)に落札された。 漆塗りに精巧な金銀蒔絵がほどこされた櫃は、競売元によると1642年~61年にフランス王ルイ14世(Louis XIV)の宰相を務めたマザラン枢機卿が1658年に入
学術論文のオンラインレンタルサービスを手掛けるDeepDyve社が、「5分間フリーミアム」サービスを発表しました。これは、1日5分間だけどのような論文でもフルテキストを無料で閲覧できるというものです。 なお、同社は、この新サービスとともに、利用頻度の高い職業研究者や時々利用するユーザ等の利用実態に合わせた利用者別プランも発表しています。 DeepDyve Launches Innovative “5-Minute Freemium” Service (DeepDyve 2013/6/5付けの記事) http://www.deepdyve.com/corp/press/20130605 DeepDyve launches ‘five-minute freemium’ service (Research Information 2013/6/6付けの記事) http://www.researc
「インターネットの父」の1人として知られるVinton Cerf氏が、今日作成されたデジタル・データが将来読めなくなると警告している(本家/.、Computer World生地)。 Cerf氏は、MacintoshでMicorsoft Office 2011を使っているのだそうだが、PowerPoint 97のファイルが読めないのだという。「Microsoftを責めているのではない」と前置きしたうえで、「過去に遡って互換性を非常に長い期間保ち続けることはとても難しい」と主張している。また、ディスクが手元に残っていたとしても、それが使えなくなっているかもしれないとも述べている。 氏は、書写のために動物の皮を加工してつくられ1000年以上も保存されてきたベラム紙の名前をとり「デジタルベラム」を提唱している。データを断片的に保存するだけでなく、解釈も保存できるデジタルベラムが必要なのだという。
2013年6月5日付けの高等教育書誌センター(Agence bibliographique de l’enseignement superieur:ABES)の記事によると、2012年末にフランスの文化・コミュニケーション省とABESとの間で結ばれた合意に基づき、この度、ナショナルライセンスの電子リソースが同国の公共図書館で提供開始となったようです。電子リソースには、GALE社のEighteenth Century Collections OnlineやSpringer社の電子ジャーナル・電子書籍等があるようです。 LicencesNationales.FR http://www.licencesnationales.fr/ Acces des bibliotheques publiques aux ressources acquises en licence nationale (Fil
By FreshFiber 以前にシカゴ・サンタイムズのTVおよびラジオコラムニストを務め、2013年の4月までタイムアウト・シカゴの評論家であったロバート・フィードル氏が自身のFacebookにシカゴ・サンタイムズの記者がiPhoneを使った写真撮影の練習を受けさせられているという内容の投稿をしました。フィードル氏はシカゴ・サンタイムズの編集長から記者に宛てたEメールも投稿して公開しており、記者がどのようなトレーニングを受けるのかも詳細に記されています。シカゴ・サンタイムズは先日写真部のフォトグラファーを全員解雇し、今後はフリーランスやリポーターに写真やビデオ撮影を頼む方針であることを発表しており、カメラマンなど同業種の人たちからかなりの批判を集めていたばかりで、今回の件においてもフォトグラファーから強く批判されています。 Robert Feder - Sun-Times reporte
私はこれまで、出版業界で働いてきました。とはいえ、一般的な書籍やコミックなどのメインストリームを手がけたことはなく、「情報誌」という少し特殊な分野にいました。情報誌は、インターネットの登場とともに、ユーザーに対する情報の届け方や収益構造が激変しています。ここにきてようやく「電子書籍元年」を卒業できそうな一般書籍よりも、かなり早い段階で変革の時を迎えたのではないかと思います。 そこで本稿では、私が見てきた情報誌の変遷の歴史を記すとともに、その変化を手がかりとして出版がこれから辿るかもしれない、一つの可能性について考察してみたいと思います。 制作工程の主役が紙からオンラインへ 私が情報誌の会社で働き始めたのは2000年頃ですが、そこではとにかく何でもFAXでした。クライアントから送ってもらう原稿もFAX、取材して入稿するのもFAX、校正バックもFAX、事務所のFAXは片時も止まることがないほど
英国のデジタル保存連合(DPC)が、英国図書館資料保存支援センター(British Library Preservation Advisory Centre;BLPAC)とともに、2013年6月6日にアベリストウィスで開催したワークショップ“Getting Started in Digital Preservation”のプレゼン資料を公開しています。 公開ページでは、4月にグラスゴーで、5月にロンドンで開催した類似のイベントのプレゼン資料も公開されています。 Getting Started in Digital Preservation – ABERYSTWYTH (Digital Preservation Coalition 2013/6/6付けの記事) http://www.dpconline.org/events/details/56-getting-started-in-digi
前回の続きというか、ちょっと書き足りない事もあったりするので、また書いてみる。(書いているうちに武雄市のことから離れるかもしれないし、離れないかもしれない。) とりあえず、今回は指定管理者について。 「指定管理者制度」ってなんぞや、ということに関しては、Wikipediaの記述が、個人的には一番しっくりきたので、下記に引用。 指定管理者制度(していかんりしゃせいど)は、それまで地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした営利企業・財団法人・NPO法人・市民グループなど法人その他の団体に包括的に代行させることができる(行政処分であり委託ではない)制度である。 [From 指定管理者制度 - Wikipedia] 文京区の図書館の大部分は、既に指定管理者制度によって運営されているのは、前にも書いたとおり。 自分の今の居住地である文京区は、全部で11の図
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く