大手も図書館も 淵野辺駅北口には、かつて松井書店をはじめとした書店や古書店など、複数の「本を扱う店」が点在していた。南口にはお馴染みの「市立図書館」。今も「大手」有隣堂があり、少し駅から歩けば、古書店「りら書店」も「健在」。今も昔も淵野辺は本が身近な地域といえる。 駅北口、高い木々による緑の屋根が涼しい「フルヤゴルフガーデン」。その近くに、手書きの看板と、ガラスの奥に覗く木材を活かした内装が親しみやすい「古本屋カフェ サニーデイリング」がある。 同店がオープンしたのは2015年。全国的に書店が減少している状況の中、古本屋を開いた岩崎翔さんは、「古本屋は、好きなもの以外のものと出会える場所」と話す。「今まで知らなかったもの、興味のなかったものと偶然に出会うことができる、それが古本屋の魅力」 人々をつなぐ おしゃべり好きな岩崎さんのもとには、日々さまざまな人が訪れる。常連同士が仲良くなることも