リビアショックで回転すし店のトロが値上がりする? カダフィ大佐(68)の独裁打倒をめぐり内戦が続くリビアは、実は「海のダイヤ」と呼ばれる地中海産クロマグロの約7%の漁獲枠を持っている。混乱の影響で今季の漁ができなくなれば日本の輸入量も減り、トロの握りの値段も上がりそうだ。(夕刊フジ) リビアは日本向けに直接クロマグロを輸出しているほか、幼魚を海中のいけすで太らせる「蓄養」にも携わっている。リビアの漁業会社はカダフィ大佐の親族が経営しているとされる。 昨年3月のワシントン条約締約国会議では、日本とリビアが協力してクロマグロの国際取引を禁止する提案を否決に持ち込むなど協力関係にあった。 地中海全体のクロマグロの漁獲枠1万2900トンのうち902トンの枠を持っていたリビアだが、内戦の影響で今年2月に開かれた大西洋まぐろ類保存国際委員会の会議を欠席。クロマグロ漁はこの会議での承認が必要のため、5月