【新・関西笑談】近畿大水産研究所元所長 熊井英水さん −−世界的な快挙ですが、その後、苦労されたそうですね 熊井 卵を人工孵化(ふか)させて稚魚を育てようとしましたが、孵化して3日くらいの稚魚は水面で空気に触れたり、水槽の下の方に沈んだりして死んでしまいます。どうしたらうまくいくのか悩みました。水槽の下から空気を送り込んで浮き上がらせるなど、さまざまな方法を試しました。 −−生態解明の研究も進めました 熊井 狭い水槽やいけすだと、ぶつかって死んでしまうこともありました。夜に電気をつけたために稚魚がパニックを起こしたり、近くで花火大会があったときに音に驚いてぶつかったり。夜も適度な明るさを保つようにし、物音にも注意して、一つ一つクリアしていきました。 −−研究が頓挫しかけたこともあったそうですね 熊井 最初の産卵から11年間、マグロが卵を産みませんでした。どうやってもうまくいかず
トップ > 富山 > 12月27日の記事一覧 > 記事 【富山】 メジマグロ 脂抜群 氷見漁港、水揚げピーク Tweet mixiチェック 2012年12月27日 富山湾で水揚げされた脂の乗ったメジマグロ=氷見漁港で 氷見市の氷見漁港で、クロマグロの幼魚「メジマグロ」の水揚げが最盛期を迎えている。この時季は脂の乗りが良く、冬の味覚として人気。二十六日も二十匹ほどが水揚げされた。 漁港内では早朝、氷見沖の定置網にかかったメジマグロが並べられた。重さ一五キロを筆頭に一〇キロ台が中心で、仲買業者らが次々と競り落とした。 富山湾では初夏に、「夏マグロ」と呼ばれるクロマグロが揚がり、一〇〇キロを超える大物も。冬場には脂の乗った一〇キロ前後のメジマグロが水揚げされる。 今季のメジマグロは例年よりも少なめというが、仲買業者は「夏のクロマグロに負けないくらい脂が乗っている。やっぱり刺し身がうまい」と太鼓
気仙沼・小泉地区集団移転 住民団体が会社設立、景観統一 東日本大震災で集団移転を目指す宮城県気仙沼市本吉町小泉地区の住民団体「小泉地区の明日を考える会」(及川茂昭会長)が、移転先の街並みの景観を統一化するため「街づくり協定」を運用する株式会社をつくった。住宅の建設コスト低減も図る。市によると、集団移転の住民組織が会社を設立するケースは珍しい。 25日の会合で報告された。会社名は住民団体と同じで、株式会社「小泉地区の明日を考える会」とし、住民有志が出資。社長も及川会長が兼任する。気仙沼市階上地区に設置する同会の事務所に本社を置く。 住民団体は小泉地区内の高台移転を目指している。これまで、移転先の住宅の形状や色を統一化することを大筋で合意しており、景観基準を定めた街づくり協定をまとめる計画。新会社は協定の運用を担い、統一感のある街並みが保全されるよう管理する。 統一した家を建てるため、希
東日本大震災で約1メートル沈下した釜石市の釜石港公共埠頭(ふとう)南防波堤(延長266メートル)のかさ上げ工事が完成し、沿岸広域振興局土木部は26日、関係機関の現地見学会を開いた。県発注の港湾災害復旧工事で1億円を超える規模としては初の作業完了。2015年度の公共埠頭全体の復旧に向け工事が本格化するが、原料となるコンクリートの確保など課題も残す。 南防波堤は2月からかさ上げ工事を開始し、26日までに現場作業が完了した。事業費は1億5419万円。復旧により防波堤内側のうねりが低減される。 今後は野積み場や物揚げ場の修復・かさ上げ、県営上屋新築、臨港道路整備などを進める。大平地区では高さ6メートルの防潮堤を整備する。全体の事業費は105億円。 【写真=東日本大震災被害のかさ上げ工事が完了した釜石港公共埠頭の南防波堤=釜石市港町】
静岡県は26日、御前崎市で宿泊施設を運営する「旬彩亭」(磐田市)に対し、景品表示法に基づく改善指示を行った。 発表などによると、旬彩亭は宿泊施設「御前崎旬彩」(御前崎市)で提供している料理として、「アワビ」や「あわび陶板焼き」などの名称を自社ホームページや旅行情報サイトで使用していたが、実際にはアワビに食感が似た「ロコ貝」を使っていたという。 今年10月に情報提供があり、県が立ち入り調査をした結果、判明した。 通常、ロコ貝は1キロ当たりの取引価格がアワビの半額以下になるという。旬彩亭は県の調査に「アワビと言ってもいいと思っていた」などと話したという。 旬彩亭は取材に、「安いコースの料理はロコ貝を使っていた。味にそんなに変わりはないと思った」などと話した。
27日午前5時15分頃、千葉県いすみ市大原の大原漁港で、係留中の釣り船と岸壁の間の海面に、70歳くらいの男性が浮いているのを釣り船の男性船長が発見した。 男性は搬送先の病院で死亡が確認された。水死とみられる。いすみ署が男性の身元の確認を急いでいる。発表によると、船には男性のものと見られる釣り道具が置いてあり、同署は、男性が船から岸壁に移ろうとした際に誤って転落したとみて調べている。
東日本大震災で沿岸被災地から県外や本県内陸部に避難している被災者のうち、30%以上が「避難先に定住したい」と考えていることが26日、県が初めて実施した避難者へのアンケートで明らかになった。被災地における人口流出の懸念があらためて浮き彫りになった。 調査は10~11月に実施。県外、本県内陸に避難する各300世帯を抽出し調査票を郵送。県外127世帯(回収率42・3%)、内陸167世帯(同55・7%)から回答を得た。 今後住みたい場所について「避難先に定住したい」は県外33・9%、内陸33・5%。一方、「元の市町村に戻りたい」は県外37・0%、内陸29・9%にとどまった。「まだ決めていない」との回答も県外23・6%、内陸31・7%に上った。 避難先での定住を希望する人の多くは、家族・親類との同居や仕事や通院を理由に挙げた。まだ決めていないとする理由は「震災前の市町村で住宅確保ができない」などの回
インドネシア・スマトラ島の住民5921人と地元の環境保護団体が、日本政府の途上国援助(ODA)によるダム建設で移住を強いられたとして、総額約290億円の損害賠償などを日本政府に求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は26日、住民らの控訴を棄却した。請求を退けた一審・東京地裁判決を支持した。 住民らは移住によって財産や文化を奪われたなどと訴えたが、青柳馨裁判長(原優裁判長代読)は「住民の移住問題はインドネシア政府が対応すべきものだ」と指摘。環境破壊に対する賠償請求については「日本政府などに自然保護の義務はない」と退けた。 住民らは「ダム建設前の状態に戻すよう日本政府がインドネシア政府に勧告するべきだ」とも求めていたが、判決は「司法が外交交渉を義務づけることはできない」と述べた。
去年3月の大津波の際の避難について、国が岩手と宮城、福島の3県の1万人余りにアンケート調査を行った結果、避難した人の3分の1は、避難先に津波が迫っていたことが分かりました。 専門家は「今回の大津波では避難先からさらに高いところへ“2度逃げ”をして助かった人が多かった。いったん逃げた所からさらに避難ができるよう、高台や避難路を見直すべきだ」と指摘しています。 東日本大震災では、各地で自治体が指定する避難場所に高い津波が押し寄せ、多くの人が犠牲となりました。 内閣府が岩手と宮城、福島の3県で浸水した地域にいた1万1000人余りを対象にこの秋、アンケート調査を行ったところ、当時、「津波から避難した」という人は全体の79%に当たるおよそ8500人でした。 「最初に避難しようとした場所」は、「市町村が指定した避難場所」が37%で最も多く、次いで、「高台」が36%、「親戚や友人、知人の家」が9%などで
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トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事 【国際】 韓国が大陸棚拡張を正式申請 2012年12月27日 11時18分 【ソウル=辻渕智之】韓国政府は27日、日韓共同開発区域に定める範囲を含む東シナ海の海域について、韓国の大陸棚として拡張を認めるよう国連の大陸棚限界委員会に正式に申請したと発表した。日本は韓国が予備申請した2009年に認められないとの立場を表明済み。日韓間で新たな摩擦に発展する恐れもある。 韓国側は申請で、海底資源の開発などができる自国の大陸棚が済州島の南方沖から沖縄トラフ(沖縄近海の海溝)まで続いていると主張した。予備申請時よりも最大125キロ日本側に広げた。日韓の海岸線から等距離の中間線を越えて日本側に大きく入り込み、日本の領海(沿岸12カイリ=約22キロ)から5キロに迫る範囲という。 ただ、国連委員会の認定はあくまで勧告にとどまり、大陸棚の境界画定は最終的に沿
珍手を駆使して、角界の体格基準を突破する新弟子が現れた。日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で初場所(来年1月13日初日、両国国技館)の新弟子検査を実施し、16人が受検。日ごろは身長160センチの伊藤爆羅騎(いとう・ばらき、18=式秀)は髪を3カ月間伸ばし、背伸びをして体格基準(身長167センチ、体重67キロ)をクリア。頭にシリコンを入れて受検した舞の海のような個性派が登場した。なお受検者16人は体格検査をパスした。 ひときわ背の低い伊藤が、16人中14番目に身長計に乗った。胸を張り、グッと力を入れると数センチ背が伸びた。背伸びをしたように見えた。検査担当の玉ノ井親方(元大関栃東)は「167」と身長を読み上げる。基準ギリギリ。報道陣から笑いが漏れたが、本人は表情を変えずに胸を張った。 体重は104キロで文句なし。握力、背筋力、視力、肺活量、内臓などの検査を終えた伊藤は「うれしいです。奇跡
このトピックスでは、スカパー!やケーブルテレビなどでご覧いただける「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」の、今月のハイライト番組をご紹介します。 「黒いダイヤ」とも呼ばれる希少な高級魚、クロマグロ。米国にも、その捕獲に執念を燃やし、一攫千金を夢みる男たちがいる。大西洋岸マサチューセッツ州のマグロ漁船を密着取材した10回シリーズ。 マグロ漁の最盛期を迎えた港町グロスターでは、数百キロの大物マグロを狙う船長たちがしのぎを削る。1本釣れれば数十万円から数百万円の稼ぎになるが、漁に出るには燃料、エサ、氷、食料、漁具など相当の費用がかかる。シーズン最大の大物を釣り上げた幸運な船がある一方、不漁続きで赤字がかさみ崖っぷち状態の船もある。ライバル漁師からの妨害に遭ったり、トロール船などの邪魔者に悩まされたり、腕のいい乗組員の確保に四苦八苦したり……。それでも今日こそは釣れると信じて海に出る、マグロ
ことし最後の潜水捜索 岩手・大槌湾 震災行方不明者の潜水捜索に臨む潜水士ら=26日午後1時30分ごろ、岩手県大槌町の大槌湾 釜石海上保安部は26日、岩手県大槌町の大槌湾で、東日本大震災の行方不明者の潜水捜索をした。ことし最後の潜水捜索で、27日まで実施する。 潜水捜索は、宮城海保の巡視船「くりこま」の潜水士5人が、大槌川河口付近を中心に行った。 気温0.3度、水温9.5度で、風と雪が時折強まる厳しい気象条件の中、潜水士は午前と午後の2回、水深約17メートルの海に潜った。 海底のくぼみには、ヨットや炊飯器、ポットなどが散乱しており、26日はクマのぬいぐるみ1個を回収した。潜水士の阿部琢磨さん(24)は「行方不明者の手掛かりになるものを少しでも多く発見できるよう、今後も努めたい」と話した。 釜石海保によると、潜水捜索は毎月11日を中心に月1、2回実施。ことしは管内で2人の遺体を発見した
関連トピックスTwitter東芝クリスマス クリスマス、そして年末年始と一年で最もイベントが集中する時期がやってきた。忘年会や新年会、同窓会などで人が集まる機会が増える。楽しい時間を写真に撮ることも多いだろう。そんなとき、デジタルカメラで撮った写真をその場で共有できる便利なメモリカードがある。それが東芝の「FlashAir」だ。 ●デジタルカメラに話題の無線LAN機能をプラス 「FlashAir」は、無線LAN機能を搭載したSDHCメモリカード。カード容量は8GBで、転送速度はClass 6、対応する無線LAN規格はIEEE802.11b/g/n (2.4GHz SISO、20MHz)だ。無線LAN対応といっても、見た目は一般的なSDHCメモリカードとまったく変わらない。 「FlashAir」をデジタルカメラに差し込むと、スマートフォンやタブレット、ノートPCから無線LAN経由でカー
写真を撮ったあと、手前の人物にピントを合わせたところ(上)と後方の人物にピントを合わせたところ(下)=東芝提供東芝が開発したカメラモジュール。スマホなどに組み込んで使う=東京都内 【上栗崇】「ピンぼけ」よ、さようなら――。東芝は、写真を撮る前にピントを合わせなくても、撮ったあとで好きな部分や写真全体にピントを合わせられる特殊な写真を撮影するカメラを開発した。1辺約1センチの箱形で、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末に組み込んで使う。 縦5ミリ、横7ミリほどの画像センサーの前に、直径0.03ミリのレンズを約50万個、ぎっしり並べた。「複眼」と呼ばれる昆虫の目と同じ構造だ。それぞれのレンズが少しずつずれた映像を捉えており、50万個の小さな写真を独自のソフトで組み合わせて大きな1枚の写真を作る。 二つのレンズがある3Dカメラと同じように、小さな写真同士のずれを利用して被写体ま
【新・関西笑談】近畿大水産研究所元所長 熊井英水さん −−研究所で最初に取り組んだことは? 熊井 いけすをいくつか並べてハマチを養殖し、さまざまな餌を与える試験などをしていました。しばらくして、そのハマチを外洋に出して、市場への出荷を見据えた養殖を始めようということになった。それが、日本におけるいけす網の始まりにつながりました。白浜で2年が過ぎたとき、(大学の)総長から「那智勝浦に良い湾があるから、そこに実験場を作ろう」と提案があり、24歳で派遣されました。土地を買うところから始めました。 −−取り組みへの理解は得られましたか? 熊井 なかなか得られませんでした。餌代も満足に出ず、銀行にお金を借りに行っても、「若造には駄目だ」と断られたこともありました。 −−しかし、めげずに続け、養殖魚の出荷までこぎ着けたのですね 熊井 魚を苦労して育て、大阪の市場に出しました。すると意外にも
第96代首相に選出された安倍晋三氏に、被災地のこれからを担う20~30代の震災世代は何を期待するのか。各地で聞いた。 仙台市、主婦、浅野真由子さん(33)「誰がやっても変わらないんじゃないかとも思うが、自民党には長い間政権を担っていた経験がある。安倍さんには福祉と教育に力を入れてほしい。福祉がきちんとして明るい将来が見えれば、増税されても耐えられる」 仙台市、男性会社員(26)「今の自民党や安倍さんには勢いがある。政権交代した今の勢いを生かせば、震災からの復興を進められる。現在は働きもせずに生活保護を受けている人が多すぎる。必要とされている場所にお金が分配されるようにしてほしい」 仙台市、就職支援施設勤務、沢田駿介さん(29)「尖閣問題などで中国との関係をはっきりとさせてほしい。言うべきことをこれまでに言ってきていないと感じている。厳しかろうが何だろうが、日本の領土だとはっきりと世界に向け
全国有数の“タコの街”として売り出す茨城県ひたちなか市。市内の那珂湊地区にはタコ加工を手掛ける11業者からなる水産加工の企業団地があり、地元産のタコのほか、西アフリカを中心に世界中から輸入したタコを蒸しダコ、ゆでダコ、酢ダコなどに加工している。ひたちなか商工会議所によると、2009年の統計では同市は全国消費量の約2割、年間約1万700トンの輸入タコを加工、市町村別では“日本一”を誇るという。 そのタコの街を地元企業としてリードしてきたのが、明治から海産物販売業を代々営んできた同市の「あ印」。現在はタコだけでなくイカ、エビなどの海産物の加工品を国内外に広く出荷する。 ◆伝馬船を旗揚げ 1887(明治20)年3月、現社長の曾祖父、鯉沼兵介氏が平磯漁港の伝馬船「あ印丸」を母船として、海産物の販売業を立ち上げたのがはじまり。屋号を「あめ屋」として鮮魚の出荷だけでなく、かつお節の製造などの水産物の加
■マグロの血合い+おから=鉄分いっぱいコロッケ 栄養豊富なのに捨てられてしまうことも少なくなかったマグロの「血合い」と「おから」を組み合わせたコロッケが岡山で創作された。手がけたのは岡山市内の市場関係者ら。鉄分いっぱいの「iコロ」と名付け、売り出している。 作ったのは岡山市中央卸売市場の「新連携岡山中央卸売市場ネット合同会社」(南区)。同社は1月、血合いの生臭さを解消した「マグロの鉄太郎」を商品化したが、「色が黒っぽくて料理に使いづらい」「見栄えが悪い」などといった声が多かった。 そこで、加工品を作ろうと、4月に「家庭料理きなこ」(東区)のオーナー、高岸久美子さん(51)に協力を依頼。高岸さんは鉄太郎のミンチとおからを混ぜたコロッケを考案し、約半年間の試行錯誤の末、ジャガイモを一切使わない「新しい魚コロッケ」(高岸さん)を完成させた。ぱさつきがちな食材も、加糖練乳などを加えることでしっとり
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