ホタテのチョーク 生産ピーク 美唄の工場 (04/05 17:00) 仕上げの乾燥工程を終え、手作業で箱詰めされるチョーク=日本理化学工業美唄工場(浜本道夫撮影) 【美唄】新学期を迎え、教室で活躍するチョークの生産が佳境を迎えている。 国内シェア3割以上の日本理化学工業美唄工場(美唄市東明)では、31人の社員が年間3500万本を生産。3~5月は通常の20%増の1日16万本を出荷している。 製造するチョークは、主原料の炭酸カルシウムに道内産ホタテの殻を混ぜてあり、色乗りが良くて滑らかな書き味。リサイクルに貢献した製品として、国から表彰されたことも。西川一仁(かずひと)工場長は、「北海道に工場を建設して45年、ホタテの殻との出合いに縁を感じます」と、道内産チョークを誇らしげに語る。 前の記事 次の記事