米フロリダ州北部の港町アパラチコラで、基幹産業のカキ漁が存亡の危機に直面している。国内有数の名産地として知られてきたが、水揚げ量が激減。価格上昇で生育途中のカキの乱獲が進み、深刻な干ばつも追い打ちをかけた。漁獲制限などの対策に効果はみられず、「カキの町」再生に向けた漁業関係者らの願いは宙に浮いたままだ。 人口約2300人のアパラチコラ町から望む湾は、淡水と海水が混じり合い、波も穏やかな天然のカキ…

2014年11月22日イベント案内12月14日（日）16時よりサイエンス・カフェ札幌「フカヒレ、いかがですか？ ～気仙沼のヨシキリザメ漁をとりまく科学・経済・価値観～」を開催 サイエンスカフェ札幌対話の場 第79回サイエンス・カフェ札幌 「フカヒレ、いかがですか？ ～気仙沼のヨシキリザメ漁をとりまく科学・経済・価値観～」 日　時：2014年12月14日（日）16：00～17：30（開場15：30） 会　場：紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン （札幌市中央区北5条西5丁目　sapporo55ビル） ゲスト：石村学志さん （北海道大学 サステイナビリティ学教育研究センター 研究員／資源経済学） 聞き手：石村源生（CoSTEP） 参加費：無料。当日、会場にお越しください。 定　員：80名 主　催：CoSTEP フカヒレのスープ。食べたことがなくても、ほとんどの人は知っていると思います。その

【シンガポール＝吉村英輝】インドネシアが不法操業の外国漁船の取り締まりを強化している。「海洋国家」の復興を掲げるジョコ大統領による海洋権益保護の意向を受けた措置だ。拿捕（だほ）したベトナム漁船を爆破するなど厳罰姿勢を示し、南シナ海の領有権問題で微妙な関係にある中国漁船の拿捕にも踏み切った。 インドネシアのスシ海洋・水産相は８日、同国パプア州南沖合のアラフラ海で違法操業をしたとして中国籍の漁船２２隻を拿捕したと発表した。漁船は中国とインドネシアの両方の国旗を掲げており、スシ氏は「二重国籍での領海内漁業は違法」と指摘。中国側にも拿捕を通知した。 インドネシアは２０１０年、中国が領海域と主張する「九段線」に近いインドネシア領ナトゥナ諸島付近で、警備艇により不法操業の中国漁船を拿捕したが、中国の漁業監視船から圧力をかけられ釈放した経緯がある。

ＢＳ１２「早川光の最高に旨い寿司」 今や世界中のグルメから愛されている日本のすし。回転ずしなど手軽な選択肢も増えているが、職人とカウンター越しに向かい合い、やり取りをしながら味わうすしには格別のうまさと趣がある。 ＢＳ１２　ＴｗｅｌｌＶ（トゥエルビ）の「早川光の最高に旨（うま）い寿司（すし）」（日曜午後８時）は、すし漫画「きららの鮨」原作者で、すしに関する著作も多い早川光（ひかり）さんが、江戸前の名店を訪ね歩く本格すし番組。今年４月の放送開始以来、職人の仕事ぶりを丁寧な映像に落とし込んでおり、着実にファンを増やしているようだ。 番組構成はシンプルで、早川さんが毎回、主に都心の名店を訪問し、親方におまかせで１０貫、握ってもらう。早川さんが１０貫を味わった後、もう一度食べたい１貫を選び、リクエストする－というもの。流れだけ追えば最近はやりのゆるいグルメ探訪系番組にも思える。だが、この番組の最大

ヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」で展開中の年末セール企画「ウルトラ10DAYS」において、税込価格1296万円のクロマグロが販売されている。ヤフーでは「インターネット通販サイト史上最高価格」と説明している。 商品を販売するストア「まぐろの脇口」によれば、和歌山県那智勝浦で水揚げされたもので、すべてのクロマグロの中でも上位3本に入る高品質なものという。重量は343kgで、寿司にすると約1500人前（一人前10貫計算）とのこと。 冷凍クール便での配送となり、頭と尾を除いた丸ごと1本か、好きな時に少量ずつ送ってもらえる。商品は家庭用冷凍庫で1カ月の保存が可能という。 なお売上の約1割は、MSC（海洋管理協議会）などの水産資源保護団体に寄付するそうだ。 ウルトラ10DAYSではこのほか、82（ヤフー）円のタイムセール、曜日替わりのタイムセールなどが実施されており、多くのストアがお得な価

徳島県美波町の恵比須浜海岸で、地元で捕れたウツボの天日干しがピークを迎え、竹ざおにつるされた身が潮風を受けて揺れている。 タコなど切り身のエサを入れた長さ約１～１・５メートルの筒を海底に仕掛け、捕獲。背開きにして竹ざおにつるされた体長６０～１００センチのウツボは１、２日かけて干す。軽く火であぶったり、油で揚げて食べることが多いといい、酒のさかなとしても好評だ。

東武百貨店船橋店（同市本町７）は、船橋市沖・三番瀬などで水揚げされる二枚貝「ホンビノス貝」のおいしさを知ってもらおうと、同店レストラン街・喫茶の８店舗でホンビノス貝を使ったオリジナルメニュー９商品を期間限定で販売している。１７日まで。 ホンビノス貝は、色・形・大きさともハマグリに似ており、市内で新名物として盛んにＰＲされている。同店はレストラン街改装１周年に合わせ、ホンビノス貝の売り込みに参戦。メニューを開発した。 お好み焼き・鉄板焼きの「こてがえし」では、ホンビノス貝を豪快に盛りつけた「ホンビノス貝の白醤油焼きそば」（税込み１０５８円）＝写真手前＝を提供。牛タン・和牛焼き「青葉」はホンビノス貝の串焼きなどセット商品（同１６００円）で販売する。問い合わせは同店、電話０４７（４２５）２２１１。

八戸市から気仙沼市までの三陸鉄道、ＪＲ駅周辺の一押しグルメを紹介する小冊子「駅―１グルメ」第６号が発行された。今回は寒い季節にふさわしい鍋・スープ料理の特集で、三陸沿岸の食と観光を盛り上げる。 三陸沿岸の地域活性化を研究する有志団体ＳＭＡＰ（会長・望月正彦三陸鉄道社長）が製作。２６店のメニューに加え、番外編として要予約の２店を取り上げた。 八戸のせんべい汁や岩泉の短角牛鍋などの定番料理に加え、旬のメニューとして宮古のどんこ汁などを掲載。カレーやラーメンなど冬にぴったりな料理を紹介している。 巻末には三陸の各地域で愛されるスイーツ８種類を特集した。三鉄やＪＲの主要駅に置かれている。 【写真＝鍋やスープ料理を特集した「駅―１グルメ」の第６号】

三陸の特産品でもある海草のアカモクをつけだれに活用した海鮮鍋「東北の味の宝箱－海宝ピリ辛つけ鍋（セット）」が12月10日、オイシックス（東京都品川区）から発売された。 アカモクを使ったつけだれ 今年11月に東京・六本木ヒルズで行われた「東北の食材を使った鍋レシピコンテスト」で優勝した齋藤さん（神奈川県在住）が考案したレシピを同社が商品化したもの。岩手県宮古産のカキやホタテなど三陸の食材に宮城県東松島産の海草、アカモクを使ったつけだれで食べるのが特徴。アカモクのネバネバしながらもシャキシャキした歯応えに、トウバンジャンのピリ辛が味のアクセントになっている。 齋藤さんは「岩手に住んでいる友人から知ったアカモクの食感が気に入って考案した。お酒の好きな人は日本酒と一緒に食べてほしい。締めは雑炊にしてつけだれをかけて食べるのがおすすめ」とコメントしている。 鍋セットは4人分で、必要な食材（カキ、ホタ

気仙沼市の高校生たちが地元で生産された水産加工品を使ってハンバーグやパスタなどの料理に挑戦しました。 これは地元の食材に親しんでもらおうと気仙沼市で人材育成などに取り組む団体が企画しました。 気仙沼市の東陵高校には１４人の生徒が集まり、地元で生産された魚や貝などの水産加工品を材料に使った料理に挑戦しました。 生徒たちは、４つのグループに分かれて▽さんまを使ったハンバーグや、▽ムール貝を使ったペペロンチーノなどを作りました。 このうちハンバーグ作りでは高校生達がなれない手つきで地元産のさんまを包丁で細かくミンチ上にしました。 そして先生などに指導を受けながら野菜などとともにこねて、ハンバーグの生地を作っていました。 参加した高校３年生の男子生徒は、「地元ならではの食材を使って料理をおいしく作ることができてよかったです出来は１００点です」と話していました。 企画した一般社団法人「気仙沼仕事創出

琵琶湖の生態系を支える水中の植物プランクトンの分布に異変が起きていることが日本と台湾の研究グループの解析で明らかになった。過去約３０年の間に少数派のプランクトンが次々と姿を消していた。専門家は「温暖化の影響で他の湖沼でも同様の変化が起きている可能性があり、調査が必要だ」と語る。　滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの一瀬諭さんらが、１９７８年から湖水１ミリリットルに含まれる植物プランクトンの種を顕微鏡で数えてきた。７８～８７年には１４０種確認できたが、９８～２００６年には２４％減の１０６種になっていた。　これが単なる種の減少にとどまらないことが、台湾大学海洋研究所の謝志豪教授や大学院生の蔡政翰さん、立命館大学の熊谷道夫教授らの解析で判明した。

金華さばと聞いて「おや、確か被災地の……」と思い当たる方は多いはず。　東日本大震災の津波で社屋や工場が壊滅的被害を受けた宮城県石巻市の木の屋石巻水産。その代表商品が「金華さばみそ煮」缶であります。　津波が去った後、同社の倉庫跡には汚泥がうずたかく積もっていたが、合間にきらりと光っていたのが在庫…

作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏にとって、「近大」の取材は驚きの連続だったという。今、最も勢いのある大学のひとつとされるのはなぜなのか。 ＊　＊　＊ あの「近大マグロ」を気軽に食べることができる時が、いよいよ到来した？　12月1日、即席カップ麺「近畿大学水産研究所監修　近大マグロ使用　中骨だしの塩ラーメン」がコンビニやスーパーで発売されたとたん、人気に火がついた。 「150万食の販売が目標でしたが、この勢いだと年内に売れ切れてしまうかもしれません」と担当者は慌て気味。「近大マグロ」への関心の高さからなのか。 ご存じ、「近大マグロ」とは近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ。その「近大マグロ」を提供しているのが、料理店「近畿大学水産研究所」（大阪と東京の二店舗）。連日行列ができてランチはたちまち売れ切れ、夜の予約は1か月先まで埋まっている。つまり、「近大マグロ」に興味はあっ