「チェンジ 低炭素社会のデザイン」 ユーグレナの挑戦 ミドリムシで空を飛ぶ 石油代替、エネルギー革命が進行 ミドリムシから抽出した油で航空機が大空を飛び、街中を大型バスが行き交う―。こんな光景が早ければ2020年に見られるかもしれない。先陣を切るのが東京大学発のバイオベンチャーとして05年に創業、12年の東証マザーズから2年あまりで1部市場に昇格したユーグレナ。世界で初めて成功した微細藻類ユーグレナ(和名・ミドリムシ)の屋外大量培養技術を軸に、足元では機能性食品や化粧品の事業を展開するが、バイオ燃料への応用は同社にとって大きな挑戦。エネルギー分野でも従来の常識を打ち破ろうとする研究開発の舞台裏に迫った。 (高橋篤志) 日本中の池沼や川に生息しているミドリムシ。体長はわずか0・05ミリメートルほどで、顕微鏡でなければその姿を見ることはできない。ワカメや昆布と同じ藻類の仲間だが、動物のよ
県産業技術センター食品総合研究所(八戸市)は本年度から、八戸港の主力魚種のサバの種類や脂の乗りを瞬時に判別する自動選別システムの開発に取り組む。同研究所は「選別作業の省力化や、より粗脂肪率が高い個体を使った新ブランド化につながれば」と研究成果に期待している。 八戸港に水揚げされるサバはマサバとゴマサバの2種類。締めさばに加工されるマサバは単価が高く、巻き網船などが水揚げする段階では混在しているため、購入した加工業者などが手作業で選別している。 同研究所によると、ゴマサバは腹部に斑点があり、背びれと魚体の全長の比率の違いなどでマサバと仕分けるが、明確でない個体もあるという。新システムは、両種のDNAと見た目の違いに関するデータを蓄積した上で、画像解析で選別できるようにする。 粗脂肪率については、「八戸前沖さばブランド推進協議会」がブランド認定する際の目安の一つであり、現在は同研究所が数
暴力団排除の漁業補償 北九州市、2漁協と契約 [福岡県] 2015年07月01日 01時25分 工藤会・指定暴力団 北九州市は30日、地元の2漁協と港湾開発に伴う漁業補償金の契約を結び、漁協側に補償金の配分先リストの提出などを求めた。暴力団排除が目的。 漁業補償は、公共事業で海を埋め立てる際、漁場がなくなったり、漁獲高が減ったりすることに対して支払われる。この一部が暴力団に流れているとの情報があり、関係者は今年2月、組合員への分配額を記した一覧表を漁協が市に提出することで合意していた。 今回の対象は、同市若松区の防波堤整備事業。同市は、若松区の北九州市漁協とひびき灘漁協に補償金計5045万円を支払う。市は、提出された配分先リストを調べ、組合員以外に補償金が渡っていることが確認されれば、漁協側に違約金の支払いを求める。 北九州市では漁協の幹部やその親族を狙った死傷事件が発生。港湾利権を狙って
釜山(プサン)港湾公社の林基沢(イム・ギテク)社長(59)が韓国人では初めて国際海事機関(IMO)事務総長に当選した。海洋水産部は30日、林社長がロンドンで行われたIMO事務総長選挙で全40票のうち26票を獲得して当選したと明らかにした。IMOは海洋と造船分野の規範を作る国際組織で、事務総長は「世界の海洋大統領」と呼ばれる。任期は4年で1回だけ再任できる。韓国人が国連関連機関のトップに上がったのは李鍾郁(イ・ジョンウク)元世界保健機関(WHO)事務総長と潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に続き3回目だ。 今回の選挙は40カ国の理事国が過半を得る得票者が出るまで投票をした。候補は韓国を含めデンマーク、フィリピン、ロシア、キプロス、ケニアの6カ国から出た。林社長は1回目の投票から4回目の投票までデンマークの候補に押されていたが5回目の投票で逆転に成功した。釜山港湾工事関係者は、「現事務総長であ
岡山県の郷土料理ママカリ寿司を作ろうと、ママカリの関東名であるサッパを探しましたが手に入らなかったので、同じニシン科であるコハダの寿司をつくりました。シンコ(新子)→コハダ(小鰭、小肌)→ナカズミ→コノシロ(鮗)と成長するに従って名前が変わる出世魚。この時季、江戸前寿司では5センチほどの小さなシンコが初夏を告げる魚として人気で、価格も高騰してしまいます。そこでお手頃な、10センチほどのコハダを使いました。 コハダの下拵えは、手間がかかり、締める酢の具合も微妙なので、寿司職人の腕の見せ所と言われます。魚の大きさにもよるのですが、参考にしてみてください。簀の子を使って巻き寿司にしましたが、ひとつずつラップでくるんで、手まり寿司にしても、見栄えよくできます。日本最古の酒米、岡山の雄町(おまちまい)を醸した日本酒に、サッパリとしたコハダ寿司はいかがでしょうか。(速水裕樹) 【材料】(4人分) コハ
東日本大震災や日航ジャンボ機墜落事故などで活躍した宮城海上保安部所属の救難ヘリ「しおかぜ」が30日、33年間の任務にピリオドを打った。救難出動519件、総飛行距離は地球53周分の約213万6000キロ。岩沼市の仙台航空基地で同日、引退式があり、海上保安庁きっての名機との名残を惜しんだ。 引退式には宮城海保職員や東北海上保安友の会会員ら約70人が参加。塩釜三中の福島梓さん(15)が機体の「しおかぜ」の文字に白い塗料を塗り、別れを告げた。宮城海保の仙石新・部長はあいさつで「33年間、日本の空を駆けめぐった功績は著しい」とたたえた。 しおかぜは、宮城海保の巡視船「ざおう」に搭載される航空機の愛称で、正式名はMH566。米国製のベル式212型で1981年11月、第4管区海上保安部伊勢航空基地(三重県伊勢市)に配備された。 ローターと呼ばれる2枚の羽を備え、全長約17メートル。ざおうには12年
「雑魚」。あまり積極的には利用されないタイプの小魚の総称だ。転じて、取るに足らない人物を意味することも。どちらにしろ、ネガティブな意味合いの強い語である。だが、この雑魚に由来する「Zacco platypus」という学名をつけられてしまった(現在は改名)ちょっとかわいそうな魚がいる。だが、その魚が実はとても綺麗なのだ。逆名前負けと言おうか。 さらに、その「雑魚の中の雑魚」の近縁には「おいしい魚」という意味の直球ポジティブな学名を与えられた魚もいたりする。この格差! 捕まえて、食べて、両者を比較してみた。
旭化成・浅野敏雄社長(62) 《旭化成が1960年から売る「サランラップ」は、食品包装用ラップの市場で売り上げトップを走り続ける。昨年6月に、箱の色を定番だった黄色から、緑、赤、青の3色に変えた。》 変更後しばらくは、消費者だけでなく、役員の家族からも「サランラップが店に売っていない」と、お叱りを受けました。でも、昨春の消費税増税後の売り上げ減も落ち着き、新デザインも浸透してきたので、2015年度は売り上げを1割以上増やせるとみています。 多くの方に愛用されている理由の一つは、素材の力だと考えています。原材料の「ポリ塩化ビニリデン」という合成樹脂は、普通のポリエチレン製ラップよりも酸素を通さず水分を保つ力が強く、食品の鮮度が落ちにくい。実は、箱にも細かい工夫をしています。左右どちらの手に持ってもなじむように、底面にエンボス加工をつけました。刃の形も、ラップが途中で破れにくいよう改良しました
スーパー経営と法人向け弁当販売の丸和(釜石市)が、釜石、大船渡両市で人気を集める13店の味を生かした「シェフズ弁当」を開発した。1日に両市で発売する。9月以降は仙台市と気仙沼市でも事業展開を予定している。 釜石の8店、大船渡の5店が協力した。釜石バーガーや激辛ホルモン、スープカレー、御膳など13種類(400~3000円)あり、各店が製造するか、材料とレシピの提供を受けて丸和が調理する。 予約制で、注文が10個以上の場合は宅配する。10個未満は、両市に1カ所ずつ設ける販売所で渡す。 丸和は東日本大震災後に弁当販売を始め、工事現場からの注文が多い。復興需要の収束を見据え、飲食店との連携による新たな市場開拓が必要と判断。ことし3月から飲食店に事業参加を打診してきた。 30日にあった試食会で、小沢伸之助社長は「弁当を通じて各店の知名度が高まれば、来店者も増えるはず。地域経済の活性化につなが
鉄分不足になると、貧血を起こしやすくなったり、新陳代謝の効果が低下します。女性は冷え性や不妊症に悩まされるということも。 特に赤ちゃんや子供たちにとって鉄分は非常に重要な栄養素で、ベビーミルクの中には鉄分が多く含まれるものもあります。海外では鉄分補給のためのサプリが普通に支給されたりします。 発展途上国や後進国では多くの人々が鉄分不足で悩まされています。カンボジアでも鉄分不足は深刻な問題として対処されてきました。 救世主現る!ラッキー・アイアン・フィッシュ 魚の形をした鉄のかたまり、「ラッキー・アイアン・フィッシュ(幸運の鉄の魚)」。その名のとおりカンボジアに幸運をもたらした鉄の魚。このラッキー・アイアン・フィッシュのおかげで同国の鉄分不足の問題は解決の目処が立ちそうです。 使い方は驚くほど簡単。飲み水や、スープ、出汁などにラッキー・アイアン・フィッシュを入れて10分ほど煮て、後はできあが
鳥取県は、栽培漁業を進める、平成33年度まで7年間の基本計画を策定した。稚魚などを放流して漁獲する従来の人工種苗放流に加え、高級魚キジハタなど高付加価値魚種の養殖にも注力し、事業者の収益性を高めるとしている。 県によると、県内の養殖はギンザケで大規模な取り組みが行われているが、その他はまだ規模が小さい。このため高い市場ニーズ、採算性が期待できるキジハタ、マサバなどの魚種の養殖事業化に力を入れる。 キジハタは県栽培漁業センター(湯梨浜町)で養殖技術を確立。刺し身やすしネタなどに人気で、市場では1匹1万円の値が付くこともあるという。現在、県内で1事業者が養殖試験中で、事業者増を図る。マサバも同センターで養殖技術を開発中。JR西日本などが6月下旬から、主に生食用で試験販売を始めた。技術を確立、事業者を増やす計画だ。 種苗放流では、アワビ・サザエで水揚高が放流費用などを上回るようになったが、一層の
JR西日本は鳥取県で養殖した、刺身など生で食べられるサバ「お嬢サバ」の販売を始める。 このサバは鳥取県栽培漁業センターが、鳥取県湯梨浜町の海岸近くで地下約50メートルからしみ出た海水をくみ上げて陸上で養殖しているため、プランクトンに由来する寄生虫がつきにくいため、冷凍処理などをしなくても刺身など生で食べることができる。すでに数千匹の養殖がおこなわれており、今回が初出荷になる。 大阪市北区のサバ料理専門店「SABAR」の南森町店で活け作りとして提供される予定。予定価格は「サバ」にちなんで3800円(税込)の予定で、380食限定とのことだ。 最近、養殖のブランド魚への取り組みが盛んに行われるようになっており、消費者からの評価も確実に高まっている。マルハニチロは2010年に民間で初めてクロマグロの完全養殖に成功し、奄美大島の養殖場で育てたクロマグロ1500本をイオン各店で「トップバリュ グリーン
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