うちの子どもたちが通っている学校で、「学級崩壊すれすれ」の状態を今年度経験したクラスが、各学年に一つずつくらいある。 去年は、ある学年で新任の先生がクラスをまとめられず、悩みに悩んだ末辞めてしまい、かわりにきた臨時職員の先生もやはり苦労して……結局、最後まで大荒れに荒れていた。 ぼくも小学生時代、わりと荒れたクラスに身を置いていたことがあるから、「まあ、これくらいのことはあるよね」と思っていられる方なのだけれど、それが、すべての学年であるとか、「毎年」だと、今、なにか変な事が学校で起きていると考えたくもなる。 今のところぼくがリアリティを感じている仮説は「学校の経験値が低下している」ということ。 団塊の世代の大量退職に加えて、定年前退職も多いという昨今、学校の現場はどんどん若返っている。 新採用の教員が増えているだけでなく、校長など管理職側もどんどん若くなる。 管理職ではなくとも、若