11月27日、東京大学デターレゼボワール実験グループが記者説明会を開催した際、同グループを率いる東京大学大学院情報理工学系研究科教授の平木敬氏が、スパコン事業の事業仕分けについてコメントを発表した。 東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授 平木敬氏 同氏は、今回の最大の問題点として、「いろいろな問題が一緒に語られており、議論がかみ合っていないこと」を挙げた。そして、こうした状態のなか、重要な事項が決定してよいはずがないと、現在の状況を強い調子で批判した。 「"科学技術政策・予算のあり方"、"日本におけるスーパーコンピューティング研究開発のあり方"、"理研プロジェクトの過去・現在・未来像"、"ハードウェア・ソフトウェア・アプリケーションの各分野の問題"など、レベルが異なる問題が混合状態で論じられている」 同氏は今行わなければいけないのは、「日本の世界におけるポジション」と「技術の流れと課